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【プレスリリース】グローバル・イノベーション・インデックス2012年版のリリース: スイスがイノベーションの実績でトップを維持 (概要)

2012/07/05

アブダビ、フォンテーヌブロー、ジュネーブ、シンガポール 2012年7月3日
PR/2012/715

記者会見の模様: 記者会見の模様 こちら(英語)

WIPO INSEAD 並びにグローバル・イノベーション・インデックス 2012 年版の知識パートナーであるアルカテル・ルーセント、ブーズ・アンド・カンパニー及びインド産業連合 (CII) による共同リリース


グローバル・イノベーション・インデックス
2012年版 (8.9MB)
グローバル・イノベーション・インデックス2012年版 (8.9MB)

優れた国際的ビジネス・スクールであるINSEADと国連の専門機関であるWIPOによって出版された グローバル・イノベーション・インデックス2012年版(GII)によれば、スイス、ス ウェーデン及びシンガポールが昨年に引き続きイノベーションの実績で上位につけました。

この報告は141の国/地域をイノベーション能力やその結果に基づいてランク付けしています。これは知識パートナーのアルカテル・ルーセント、ブーズ・アンド・カンパニー及びインド産業連合(CII)、1 1名の国際的専門家からなる諮問委員会の援助を受けています。

この研究は、イノベーションの原動力が引き続き新たな成功したイノベーターの参入の影響を受けていることを示しています。それはランキングのトップ20の大陸をまたがった国の広がりや、ラトビア、マ レーシア、中国、モンテネグロ、セルビア、モルドバ、ジョルダン、ウクライナ、インド、モンゴル、アルメニア、グルジア、ナミビア、ベトナム、スワジランド、パラグアイ、ガーナ、セネガルといった新興国、そして、 ケニアやジンバブエといった低所得国の優れた業績に見られます。

「GIIは、イノベーションを促進する政策が持続可能な経済成長を刺激する議論にとって重要であることを再認識させる良い機会である。」とWIPO事務局長フランシス・ガリは述べました。また「 現在の危機によってもたらされるイノベーションへの投資を押し下げる圧力は、抵抗されるべきである。そうでなければ、各国の生産能力に対して永続的なダメージが発生する恐れがある。今 は将来の繁栄のための基礎を築くための前向きな政策のときである。」と述べました。

グローバル・イノベーション・インデックス(GII)2012年版のトップ10

GIIのトップ10のリストは昨年からほとんど変わっていません。スイス、スウェーデン及びシンガポールに次いで、フィンランド、英国、オランダ、デンマーク、香港(中国)、ア イルランドそして米国が続きます。カナダがすべてのイノベーション・インプット及びアウトプットの柱で順位を下げて、トップ10を去った唯一の国です。報告は、米 国は引き続きイノベーションのリーダーであるものの、教育、人材資源及びイノベーション・アウトプットでポイントを下げランキングを下げたことを示します。


グローバル・イノベーション・インデックス2012年版 概要 グローバル・イノベーション・インデックス2012年版 概要

グローバル・イノベーション・インデックス2012年版のトップ10

  1. スイス
  2. スウェーデン
  3. シンガポール
  4. フィンランド
  5. 英国
  6. オランダ
  7. デンマーク
  8. 香港 (中国)
  9. アイルランド
  10. 米国

(日本は25位)

グローバル・イノベーション・インデックスの地域のリーダーたちとBRICS各国

各地域におけるトップは、ヨーロッパにおいてはスイス、北米では米国、東南アジア及びオセアニアではシンガポール、北アフリカ及び西アジアではイスラエル、ラテンアメリカ及びカリブ諸国では地理、中 央及び南アジアではインド、そしてサブサハラではモーリシャスです。低所得国中のトップはケニアです。

報告はBRICS各国(ブラジル、ロシア、インド及び中国)は期待される潜在能力に応えるためにイノベーション能力に更に投資する必要があるとしています。主 要な知識及び技術アウトプットに関する柱における中国の実績は、スイス、スウェーデン、シンガポール及びフィンランドのみがこれに勝っています。しかし、報 告では中国とインドはイノベーションの基盤と環境において弱さがあるとしています。報告はまた、ブラジルはBRICSの中で最も順位を落としたとしています。

グローバル・イノベーション・効率性インデックス2012年版のトップ10

全体のランキングを補足するために、グローバル・イノベーション・効率性インデックスはどの国がもっともイノベーションのインプットをイノベーションのアウトプットに変換するかを示します。弱 いイノベーション環境、イノベーションインプットにもかかわらずイノベーション・アウトプットを生産するのに強い国がこの「効率性」インデックスで高くランクされます。

このグローバル・イノベーション・効率性インデックスでは、中国とインドがトップ10の国々を牽引しました。効率性インデックスの10か国中4カ国が低・中所得国です。

グローバル・イノベーション・効率性インデックスのトップ10

  1. 中国
  2. インド
  3. モルドバ
  4. マルタ
  5. スイス
  6. パラグアイ
  7. セルビア
  8. エストニア
  9. オランダ
  10. スリランカ

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