WIPOマガジン
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SDGsの達成は全員が力を合わせて取り組むべき課題であり強力なパートナーシップが必要
強力なパートナーシップは、どのようにして持続可能な開発目標 (SDGs) の達成を促進できるでしょうか? 貧困の撲滅からジェンダー平等やイノベーションの推進にわたるまで、分野を超えたWIPOのパートナーとの取り組みについて、Edward Kwakwa氏が紹介します。
公開研究データへのアクセスは、途上国における地域の研究とイノベーションの能力構築に役立つか?
WIPOの新しい報告書は、Hinariという国連のプログラムを通じたオープンアクセスが、地域の研究活動や臨床試験をどのように後押ししているかを調査しています。Hinariのオープンアクセスは、健康、教育、経済発展に関する持続可能な開発目標 (SDGs) の実現に貢献しています。他方、この報告書は、地域間格差の存在を明らかにし、途上国の研究機関がどうすれば先進国の研究機関に追いつけるかについても研究しています。
発明の3件に1件がSDGsに関連ー特許データから明らかに
WIPOは最新の報告書で、世界各国で持続可能な開発に向けた取組みを進めるにあたって、知的財産が与える影響を分析しています。特許データ上の技術情報が特許以外の場で公にされることはほとんどありませんが、この情報を用いて特許と国連の持続可能な開発目標 (SDGs) との共通項をマッピングしてみると、両者には強力な相関関係があり、さらには、新たな関係性が形成されつつあることが明らかになります。Christopher Harrison氏が本報告書について紹介します。
知的財産によって、カリブ海地域のクリエイティブな価値を引き出す
Jihan Williams氏は、カリブ海の島国セントクリストファー・ネイビスで、知的財産庁の登録官を務めています。同氏は作家でもあり、作品中では個人的なテーマもためらうことなく取り上げています。芸術に情熱を傾けると同時に、芸術の擁護者でもある彼女が、カリブ海地域のクリエイターの間で知的財産に対する意識を高めるための方策について語っています。