WIPO事務局長、フランシス・ガリが国連行政管理上級委員会の議長に
2012/04/24
WIPO事務局長のフランシス・ガリは、国連(UN)の行政管理上級委員会(High-Level Committee on Management (HLCM)) – 国連制度に共通の関心である行政管理事項に取り組む責任がある国連組織 – の議長を2012年の秋から二年間務めます。
この決定は、2012年4月13日金曜日に国連事務局長会議(Chief Executives Board (CEB))の半年毎に開催される会合において、潘 基文国連事務総長の提案に基づいてなされました。CEBは国連システムのすべての事務局長の会合です。
行政管理上級委員会は国連システムの機関の上級行政管理者で構成されています。委員会は年に二回会合し、継続する形態で暫定的な協議や調整のイニシアティブをとります。この組織は、制 度上の対応が必要な行政管理事項の特定、分析を担います。委員会は、事務局長に代わり決定を行い、国連システム横断的にサービスを改善し、生産性の改善を実現し、効率と有効性を向上させる管理改革の特定、推 進及び調整を行う権限があります。
行政管理上級委員会によって検討されている現在の事項は、国連職員の安全、並びに人材資源、財務及び予算、調達及び情報通信技術の分野を含めて国連システムの効率及び有効性の改善、を含みます。
今後の行政管理上級委員会の会合で取り組まれる主要事項の一つは、国連事務総長のビジョンに基づいた国連改革計画の進展です。これは4つの主要な目標 – 信頼と信用の拡大、職員の参加、業
務方法の改善、そして構成と機能の合理化、が含まれます。
行政管理上級委員会は事務局長会議のメンバーの一人によって輪番制で議長が務められます。ガリ氏は国連世界食糧計画(World Food Programme (WFP))の前事務局長のジョゼット・シ
ーラン氏から交替します。