WIPOプレスリリース『2012年の世界知的財産の日は先見の明のある革新家を祝します』
2012/04/26
ジュネーブ、2012年4月23日
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今年の4月26日の 世界知的財産の日は先見の明のある革新家 – その創意工夫及び芸術性が古い型を破り、新 しい境地を開き、後々まで影響を与えるような個人 - を祝します。世界中で、知的財産庁、団体、産業界、研究所、学生たちは、コンテスト、展示、公開討論を含めて、 この日を記念する数多くの活動を行っています。
WIPO事務局長のフランシス・ガリは、 世界知的財産の日のメッセージ において、先見の明のある革新家を、その革新が私たちの生活、時には社会機能のあり方を転換した人として説明します。ガリ事務局長は、芸術において、革新は新たなものの見方を中心に展開すると、指摘します。「 先見の明のある芸術家や作曲家、作家は私たちに世界を見る異なった方法、新たな方法を示してくれます。」とガリ事務局長は述べています。
事務局長は、世界知的財産の日は、知的財産が革新や文化的創造「そしてこれらの二つの社会現象が世界にもたらす計り知れない価値」に対してなす貢献を賞賛する機会であると述べています。また、これは「 知的財産の役割に関して更なる理解を生み出す機会」であり、若者が知的財産の議論に関与することを勧めるとします。
ガリ事務局長は、世界知的財産の日は「革新と文化的創造をめぐる競合する利害 – 個人クリエーターと社会の利害、製作者と消費者の利害、革新や創造を奨励する関心とそれらから得られる利益配分における関心 - の間のバランスを取るメカニズムとしての知的財産の役割について更なる理解を作り出す機会」であり「 これらの挑戦に取り組むことができる権限あるメカニズムとして知的財産を見るべき」としています。
背景
日常生活における知的財産の役割についての一般の関心を高め、地球規模で社会の発展に対して革新家とクリエーターによってなされる貢献を賞賛するために、WIPOの加盟国は2000年に世界知的財産の日を開始しました。世界知的財産の日は WIPO設立条約が1970年に効力を発生した日である4月26日に毎年祝されます。
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