WIPOグローバルブランドデータベースの商標収録件数が1,000万件を上回る
2013/06/05
ジュネーブ、 2013年2月20日
PR/2013/729
イメージ: iStockphoto/pheonix3d
T世界知的所有権機関(WIPO)は2月20日、商標やブランド情報を提供するWIPOのパブリックデータベースが大きく拡大していることを発表しました。米国特許商標庁(USPTO)の 全データを含む6カ国の商標記録コレクションが新たに追加され、これにより、 グローバルブランドデータベースは、従来の収録データ220万件から1,090万件に増加し、世 界でも最大級の無料で誰でも検索できる商標データベースとなりました。
WIPOのフランシス・ガリ事務局長は、「WIPOのグローバルブランドデータベースは、商標や他のブランド関連情報を誰でも無料で検索できる世界一の情報源である」と語りました。ガ リ事務局長の説明によれば、WIPOの パブリックデータベースは、「オープンで、相互連結し、包括的な知的財産 知識共有インフラを構築して、誰でも、どこからでも知的財産制度の豊富な情報に容易にアクセスできるようにする」た めの当機関の幅広い取り組みの中核をなすものです。
ガリ事務局長は、近い将来このデータ共有プロジェクトに参加することについて、他の多くの各国IP庁が関心を示してくれることを歓迎すると語りました。
12のソースを同時に検索
グローバルブランドデータベースでは、WIPOだけでなく、USPTO、カナダをはじめとした参加各国特許庁の商標データを個別に検索するのではなく、単一の直感的なインターフェースを介して、1 2のデータコレクションを同時に検索できるため、利用者は商標を効率的に検索できます。
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WIPO自体の マドリッド制度に基づいて登録された国際商標のデータコレクションだけでなく、 リスボン制度に基づいて登録された原産地名称、パリ条約の 第6条の3に基づいて保護される国の紋章、旗章、その他の記章及び政府間国際機関の名称、略語及び記章.
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アルジェリア、オーストラリア、カナダ、エジプト、エストニア、モロッコ、スイス、アラブ首長国連邦及び米国の各国知財庁から提供された国内データコレクション
強力な検索機能
グローバルブランドデータベースには、最先端の検索機能が豊富に用意されており、利用者は探している情報を迅速かつ簡単に見つけることができます。主な機能は、次のとおりです。
- イメージ/図形要素と商品及びサービス分類による検索
- 潜在的なマッチング用語の自動提案
- 用語の「ファジー」と表音のマッチング
- 米国イメージ分類を使用した米国文書の検索
- ソースまたは法的状況に基づくフィルター
- クイックリストや詳細結果の選択
- 地理的分布の分析
グローバルブランドデータベースは、現在1,860万件を超える特許文献が収録されているWIPOの技術データベース PATENTSCOPEやWIPOの他の検索可能データコレクションと同様、WIPO GOLDポータルからアクセスすることができます。
更なる情報については、WIPOのメディア関連セクションにお問い合わせ下さい。
- Tel: (+41 22) - 338 81 61
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