WIPO調整委員会はフランシス・ガリ氏を2期目の事務局長に指名
2014/03/07
Geneva, March 6, 2014
PR/2014/754
世界知的所有権機関(WIPO)の 調整委員会 は総意によりフランシス・ガリ氏を2期目のWIPO事務局長に指名しました。
2014年5月8、9日に開催されるWIPO加盟国臨時総会で指名が承認される予定です。フランシス・ガリ氏の事務局長としての1期目の任期は2014年9月30日までです。
代表団らの拍手喝采の中、調整委員会議長のフォデ・セク大使は、ガリ氏が総意の候補者であることを宣言しました。ガ リ氏は彼への支持に対してすべての地域グループの加盟国に心からの感謝の意を表しました。
「知的財産の世界は困難な世界の一つであるが、多くの可能性を秘めたものである。」とガリ氏は代表団らに述べました。彼は、「すべての加盟国の機会を最大化すること」が主な目標であると述べました。
「皆様からの支持を光栄に思うとともに、皆様には心から感謝しています。そして、すべての皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。」とガリ氏は述べました。
2期目の指名後に代表団らの前で演説を行うガリ氏。(写真:WIPO)事務局長選挙の手続 は 世界知的所有権機関を設立する条約 と、1 998年9月にWIPO加盟国総会で採択された「WIPO事務局長の指名及び任命に関する手続」に基づいて進められます。
83の加盟国から構成される調整委員会は 4名の候補者からなる名簿に基づいて1回目の投票を行いました。
この投票で、ガリ氏の46票は、ナイジェリア出身のジェフリー・オニヤマ氏の20票、パナマ出身のアルフレッド・スイスコム・アルファロ氏の10票、エストニア出身のジュリ・セ ェンサル氏の7票を上回りました。規則に基づき、最初の投票で最も得票の少なかった候補者が除外されます。
2回目の投票が開始される前にスイスコム氏とオネヤマ氏が立候補を取りやめ、代表団らの拍手喝采の中、ガリ氏が総意の候補者として選出されました。
ガリ氏の経歴については下記のリンクをご参照ください。
www.wipo.int/edocs/mdocs/govbody/en/wo_cc_69/wo_cc_69_2.pdf#page=3
ガリ氏は、スーダン出身のカミール・イドリス博士(1997-2008)、米国出身のアーパッド・ボクシュ氏(1973-1997)、オランダ出身のヘオルフ・ボーデンハウゼン氏(1970-1973)に 続く4人目の事務局長です。WIPO事務局長は6年の任期です。
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