コニカミノルタがWIPO GREENオンラインデータベースに省エネルギー技術を登録
2021/01/22
コニカミノルタがWIPO GREENオンラインデータベースに20件以上の環境技術特許を追加し、45を超えるグリーンイノベーションに貢献しています。
日本の大手多国籍企業であるコニカミノルタ株式会社は、2019年12月にWIPO GREENパートナーネットワークに参加し、その最初の貢献として24件の環境技術をWIPO GREENデータベースに追加しました。1年後の2020年には、全固体アルカリ金属二次電池と面状発熱体に関連した22の技術を新たに追加し、データベースに登録されているコニカミノルタの特許技術の数を増やしました。
コニカミノルタ株式会社知的財産部の牧野元博部長は、「環境技術の移転促進や持続可能な未来の実現に向けたWIPO GREENの取り組みに貢献できることを光栄に思います。これらの特許に基づく技術は、エネルギーや資源の節約に非常に効果的であり、環境問題の解決に貢献できると確信しています。」と述べています。
コニカミノルタが新たに追加した内容は、次のようにグループ化できます。
- 全固体アルカリ金属二次電池(特許11件):本発明は、電解質、正極または負極に所定の材料を使用して、高効率の充放電特性、導電性、柔軟性、および安全性を実現します。省資源、省エネルギー、および再利用性に優れている点を特徴とします。
- 面状発熱体(特許11件):本発明は、エネルギーを与えられたときに熱を発生させる耐熱性樹脂中に導電性材料を含む加熱層を有する柔軟な平面またはシート状の発熱体です。温度の上昇が速く、ムラのない均一な発熱が得られ、省エネルギーであることが特徴です。
WIPO GREENデータベースについて:
WIPO GREENデータベースは、世界中の持続可能なソリューションとニーズのユニークなカタログです。プロトタイプから市場性のある製品まで、ライセンス、コラボレーション、ジョイントベンチャー、販売に利用できる技術を提供します。また、特定の環境または気候変動の問題に対処するための技術を探している企業、機関、および非政府組織によって定義されたニーズも含まれています。現在、データベースには、世界中の1,500を超えるユーザーからの3,000を超える技術とニーズが含まれています。
WIPO GREENについて
WIPO GREENは持続可能な技術のためのマーケットプレイスで、気候変動に対処する世界的な取り組みを支援しています。そのオンラインデータベースと地域的活動を通じて、WIPO GREENは環境に優しいソリューションを促進し、環境に優しい技術への移行と普及を後押しするために、環境技術の希望者と提供者を繋げています。毎月配信のWIPO GREENニュースレターを購読いただけます。