中南米とインドネシアの促進プロジェクトに関する最新情報
2021/10/04
中南米における新たな可能性
気候スマート農業における中南米促進プロジェクトは、2019年からアルゼンチン、ブラジル、チリで進められています。このプロジェクトは、環境技術のニーズを特定し、それらを実行可能なソリューションとのマッチングを図ることで、最終的に気候変動や食糧安全保障などの世界的な課題への取り組みの支援を目的としています。
現在、日本政府から財政支援を受け、促進プロジェクトの第二段階に進むことができたことを嬉しく思います。これにより、ニーズとニーズに適う可能性が高い技術を把握するという重要な作業が強化されます。今後、ペルーも促進プロジェクトに参加することが決定しており、この興味深い中南米での取り組みへの参加が一層活気づいています。
インドネシアで環境負債をGREENソリューションに変える
インドネシアでは、オーストラリア政府が資金提供しているパーム油工場排水(POME)の促進プロジェクトが完了間近です。POMEから排出されるメタンは、温室効果ガス(GHG)の原因となります。私たちのプロジェクトパートナーであるWinrock Internationalは、この問題に進んで取り組むいくつかのパーム油工場を正式に決定しました。彼らは多数のソリューションプロバイダーを特定し、対応するグリーンソリューションの可能性を体系的に説明しました。今後予定される、製油所や技術保有者を含む業界関係者とのオンラインイベントでは、POMEに対応するグリーンソリューションを求める人と提供する人の「マッチング」を促進することを目的として、促進プロジェクトで開発された技術とニーズのカタログを紹介します。
把握された全てのニーズと技術は、データベースのランディングページにおいて、各コレクションからご覧いただけます。(中南米:LAC Climate Smart Agricultureコレクション 、インドネシア:POME Indonesiaコレクション )