九州経済産業局がWIPO GREENへの参加を表明。九州地域での環境技術イノベーションへの貢献。
2021/11/22
2021年11月17日、澤井智毅WIPO日本事務所長が、九州経済産業局が開催する九州知的財産活用推進協議会に出席しました。本会の冒頭にて、後藤雄三九州経済産業局長より、WIPO GREENパートナーに加盟することが表明されました。
九州知的財産活用推進協議会は、九州地域の知的財産の活用及び知的財産制度の普及を推進する機関・会合であり、九州経済産業局が事務局を務め、中小企業、組合等の団体、大学等公的研究機関、教育機関、各自治体、支援機関等が参加し、地域産業や地域の大学の特性等を活かした知財活用を推進しています。
11月17日、福岡県福岡市にて本協議会の会合が開催され、九州経済産業局 後藤雄三 局長による開会挨拶において、WIPO GREEN施策が環境技術の普及促進への期待について言及されるとともに、九州経済産業局がWIPO GREENパートナーに加盟する意思が表明されました。
その後、澤井WIPO日本事務所長より、「国際社会における知財制度の重要性」と題する講演が行われ、九州経済経済産業局のWIPO GREENパートナー参加に対し歓迎の意を述べるとともに、九州地域の産業界・知財界を代表する60名に対し、WIPOグローバル・イノベーション・インデックス(GII)2021 のデータを引用しつつ。最近のイノベーションの国際情勢、環境対策とオープンイノベーションの重要性とWIPO GREENの果たす役割等について講演を行いました。
WIPO GREENにはこれまで、政府機関、業界団体、企業、大学など130を超えるパートナーが参加しており、地方にある国の出先機関としてのパートナー参加は今回が初めてとなります。WIPO GREENが、九州地域の環境技術のオープンイノベーションを促すとともに、地方創生の一助となることが期待されます。
WIPO日本事務所は、知的財産の伝道師として、全国の関係機関と連携しつつ、WIPO GREENを始めとするWIPO施策の普及啓発活動に取り組んでまいります。