2022/07/21
「チームワークが夢を実現する」
アメリカの作家・講演家であるジョン C. マクスウェルのこの印象的な言葉は、WIPO GREEN のパートナーシップ ネットワークの使命を見事に表しています。
フォーチュン 500の 企業、中小企業 (SMEs)、知的財産庁 (IPOs) などからなる、現在 146 のパートナーで構成されたグローバルチームは、気候変動と戦うために環境に優しいソリューションへの投資と展開を増やすという最終目標のもと、環境技術移転、促進プロジェクト、他のステークホルダーとの協力の促進を共に行っています。
WIPO GREENは、このミッションに新たに加わったパートナー、米国特許商標庁 (USPTO)を発表できることを誇りに思います。USPTOは、特許の付与と商標の登録を担当する連邦機関であり、世界最大の知的財産庁のひとつです。日本からも北海道大学や大阪大学、九州大学などの主要大学や環境志向の企業等が新たに9機関参加し、WIPO GREENのネットワークの広がりが加速しています。
知財庁は、グリーンイノベーションのエコシステムにおいて重要な役割を担っています。IPO GREENは、日本の特許庁からの資金提供を受けて 2022 年に開始された WIPO GREEN イニシアチブであり、IPOsが集まり、持続可能性の目標やターゲットを実現するための政策やプログラムの制定に関する経験や知見を共有するものです。
気候変動を含む世界の環境問題に対処するためのイノベーションを強調し、促進するUSPTOの進行中の注目の取り組みの1つが、温室効果ガスの排出を削減するイノベーションの特許審査を迅速化する気候変動緩和パイロット・プログラムです。
USPTOのもう一つのプログラムであるPatents for Humanityアワードコンテストは、人道的な必要性に迫られている人々に画期的な技術を提供するイノベーターを表彰するためのものです。2022年のテーマは「クリーンエネルギー」です。
両制度の詳細については、USPTOのウェブサイトをご覧ください。
2022 年の新しい WIPO GREEN パートナー(7 月現在):
世界中のパートナー企業の一覧と情報は、WIPO GREENパートナーのウェブページをご覧ください。
WIPO GREENは、気候変動に対処するための国際的な取り組みを支援する持続可能な技術のためのオンライン・グローバル・マーケットプレイスです。政府機関、政府間組織、そして中小企業からフォーチュン500社に至るまで、我々のパートナーはグリーンイノベーションを支援し、新たなステークホルダーへのリーチ、コラボレーションの促進、投資の加速に寄与しています。
WIPO GREEN は、オンラインデータベースと地域活動を通じて、環境技術を求める人と提供者を結びつけ、グリーンイノベーションを促進し、環境技術の移転と普及を加速させます。毎月の WIPO GREEN ニュースレターを購読ください。