IP4Youth&Teachersワークショップが日本で開催
2021/06/09
2021年6月1日から6月4日にわたり、WIPOアカデミーおよびWIPO日本事務所は、IP4Youth&Teachersプロフジェクトの一環として、若者への知的財産(IP)の教育方法に関するワークショップをオンライン形式で開催しました。本ワークショップの開催にあたっては、日本国特許庁からFIT/日本産業財産グローバルファンド(Funds-In-Trust Japan Industrial Property Global)による財政面などの支援を受けています。本ワークショップは、カンボジア、インドネシア、日本、ラオス人民民主共和国、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナムの44名の政策立案者、教員、実務者を対象に開催されました。
IP4Youth&teachersワークショップにおいては、次世代の知識豊富な知的財産の利用者を育成するために創造性、イノベーション、起業家精神を促進するという観点から、若者に対する知的財産の教育の重要性に焦点が当てられました。本ワークショップは、遠距離学習とオンラインによるワークショップおよび最終評価を組み合わせたハイブリッド形式で、日本語および英語で行われました。ワークショップ終了後、参加者は創造性や知的財産に関する授業またはビジネスケースの提案、あるいは創造性に関するカリキュラムの提案を行うことになります。
IP4Youth&Teachersワークショップで取り上げられた内容について
今回のオンラインワークショップでは、政策立案者および教育者を対象に、以下のような幅広いテーマが取り上げられました。
- 若者の創造性とイノベーションの育成における知的財産教育の役割
- 政策立案者がビジネスケースを活用し、知財教育政策の問題を国に提起する方法に関する実務的なステップ
- 学校で創造性と知的財産を教える際の方法論的アプローチ
- 学生による発明品の紹介
- 創造性を発揮するためのツールとしてのTRIZ (Theory of inventive problem solving)
- 学生のための著作権、伝統的知識、特許、商標に関する学習成果およびレッスン計画の作成に関する練習