WIPO日本事務所と知財ビジネス部門がオンライン知財シンポジウムを開催
2021/12/14
2021年12月2日および3日、WIPO日本事務所はWIPOジュネーブ本部の知財ビジネス部門との共催により、オンライン・シンポジウム「グローバルな時代におけるイノベーション」を開催しました。本シンポジウム開催にあたっては、日本国特許庁による後援ならびにFIT/日本産業財産グローバルファンド(Funds-In-Trust Japan Industrial Property Global)による支援を受けています。二日間にわたり、30以上の国から計536名の方に御参加いただきました。これらの参加国の約半分が途上国でした。
日本は知的財産基本法の制定からまもなく20年という節目を迎えますが、企業、産業、国内の経済に知財がどのような影響を与えてきたかを見つめ直し、経験を共有し、ポストコロナ時代において知財の価値を高めるべく、より創造的になるべき岐路に立っています。今回のシンポジウムでは、「グローバルな競争力」、オープン・イノベーション、SDGsの視点から、知財の役割や戦略に関し、国内外の経営者や創業者をはじめとした業界のマネジメント層、中小企業の支援団体幹部、特許弁護士、主要紙編集委員等による講演やパネルディスカッションが行われた他、WIPOが提供する最新のツールや新たに公開されたインタラクティブなデジタルストーリーが紹介されました。
今回のシンポジウムでは、以下のテーマが取り上げられました。
- 知財エコシステムと知的創造サイクル
- スタートアップ・エコシステム
- 中小企業の知財活用に役立つ診断ツール
- 知財思考と起業家精神
- 経営と知財、コーポレートガバナンスコード改訂
- 知財マネジメントにおいてやるべきこと・やるべきでないこと
- 知財パートナーシップの重要性
- 環境と知財
- イノベーションの重要性と知財の役割
- 実務的アドバイス
各講演のアーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。