2022/05/16
2022年4月25~26日にかけ、WIPOは、ルワンダ共和国政府、東アフリカ科学技術委員会 (EASTECO) 、アフリカ特別顧問室 (OSAA) 、アフリカ広域知的財産機関 (ARIPO) およびアフリカ知的財産機関 (OAPI) と共同で、日本国特許庁からの財政支援を受けて、若手起業家を対象とした政策対話を開催しました。オンライン形式で開催された本政策対話から具体的な成果を得ることを目指して、本イベントのフォローアップとして、中長期的プロジェクトを推進することがWIPOより提案され、参加者に歓迎されました。
この政策対話および今後のフォローアップ・プロジェクトの目的は、知財管理に関するスタートアップ企業の認識を高め、若手起業家に対して、世界市場で競争するためにグローバルな知財制度を活用してビジネスをスケールアップする方法を学ぶ機会を提供することにあります。
パートナー機関の各代表 (下記参照) より開会・歓迎の挨拶をいただきました。
この政策対話フォーラムは、単発のイベントではなく、若手起業家・スタートアップ企業が必要とする支援を提供するための中長期的プロジェクトの出発点となるものです。WIPOは、各政策決定者の支持を得て、アフリカのスタートアップ企業向け知財プラットフォームの設立と、知財専門家によるビジネスメンタリング・コーチングを通じた参加型・没入体験型の活動を含むフォローアップ・プロジェクトを提案し、この提案は政策対話の参加者によって歓迎されました。
また、このフォーラムは、アフリカの若手起業家にとっての学習・ビジネス交流の機会でもあり、人脈を広げ、自身の経験を共有したりお互いに学び合ったりする場になりました。この地域フォーラムに対するスタートアップ企業の関心は非常に高く、43ヶ国から計900名以上の参加者の登録がありました。また、2日間にわたるワークショップには延べ約350名の参加者が集まりました。