2022/05/31
2022年3月23~29日にかけ、アジア太平洋地域における現在 (および将来) の主要加盟国のために、マドリッド制度に関するオンライン地域会議を開催しました。本イベントは、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援を得て開催されたものです。
本会議は、マドリッド制度の業務・運用に関する課題や、さらなる利用促進について話し合うとともに、本制度に加盟する際の経験を共有することを目的として開催されました。
会議には約80名の参加者が出席しました。
加盟国: ブータン、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス人民民主共和国、マレーシア、モンゴル、パキスタン、フィリピン、サモア、シンガポール、タイおよびベトナム。
非加盟国: バングラデシュ、ミャンマー、パプアニューギニアおよびスリランカ。
本会議では、本国官庁および指定国官庁の各段階における業務・運用や、分類、データの通信 (IPAS、Madrid Office Portal、Madrid e-Filing等) 、マドリッド制度への加盟準備や本制度のさらなる奨励について主に取り上げました。本イベント中、日本国特許庁 (JPO) の職員3名が講演を行いました。5日間を通じて、参加者とJPO代表者は積極的に経験を共有しました。
参加した各知財庁、WIPOおよびJPOは、業務の一貫性・効率を高めるとともにマドリッド制度の利用をさらに増やすべく協力し続けることに合意しました。