2022/11/15
2022年11月1~2日にかけ、アフリカの5つのハーグ締約国のために、ハーグ制度に関するオンライン域内会議を開催しました。本イベントは、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援を得て開催されました。
本会議の目的は、意匠の事業資産としての重要性やハーグ制度のメリット、他のハーグ締約国の知財庁・企業の経験から学ぶことの価値などについての認識を高めることでした。
本会議は、特に中小企業を含む企業関係者、デザイナー、知財弁護士、専門家団体、大学、知財庁や政府職員など、さまざま関係者を対象とするものでした。会議には、ボツワナ、ガーナ、ナミビア、ルワンダおよびサントメ・プリンシペの5つのハーグ締約国から、初日は約90名、2日目は約60名が参加しました。
2日間に及ぶ会議では、実務上の知識に関する参加者の理解向上に主眼を置き、WIPOハーグ制度の仕組みに関する実務的な情報・助言の提供、日本国特許庁を含むハーグ締約国の知財庁からの参加者の慣行・経験に関する情報交換や、利用者がハーグ制度を最大限活用するためのベストプラクティスに関する知識の共有が行われました。2日間を通じて参加者は、自国における意匠の活用促進について相互に議論しました。