2023/04/20
2023年2月23~24日にかけて、世界知的所有権機関 (WIPO) はアフリカ広域知的財産機関 (ARIPO) と共同で、日本国特許庁の支援を得て、地域会議を開催しました。
本会議の目的は、経験や成功事例についての情報交換を促進し、地域内におけるリソースを共有するために、ARIPO加盟国間で域内TISCネットワークを強化するとともに、能力開発における南南協力の基盤として特許調査の技能・知識を修得することでした。
本会議は、パンデミック後にARIPO加盟国向けに開催された最初の対面式のTISCネットワーキング会合であり、ジンバブエのハラレで開催されました。ARIPO加盟国から21名のTISC担当者が会議に参加しました。
開会にあたり、アフリカ広域知的財産機関長官のBemanya Twebaze氏を始め、WIPOを代表して知財・イノベーションエコシステム部門 知財・イノベーター部 技術・イノベーション支援課長のAndrew Czajkowski氏およびハラレの在ジンバブエ日本国大使館次席の熊谷裕之氏よりご挨拶をいただきました。
TISC担当者は、各国におけるTISCネットワークの動向に関する情報を共有するとともに、TISCのサービスの促進・認識向上のためにTISCネットワークが行っている活動の事例を紹介しました。WIPOは、世界各地におけるTISCプログラム、特に研修活動や関連リソースに関する最近の動向について発表しました。