2023/03/17
WIPO日本事務所 (WJO) は2022年度 (日本の会計年度) に、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援を受け、日本の大学に在学中の外国人留学生を対象として、知財分野のフェローシッププログラムを実施しました。
本プログラムを通じて、研修生は、日本の特許・法律事務所において2週間 (10営業日) に渡ってカスタマイズされた知財研修プログラムに参加しました。
WIPOおよび受入先機関では、研修生それぞれの研究分野や興味関心を考慮に入れて研修プログラムをカスタマイズしました。また、各研修生につき1名以上の指導者がプログラム全体を通じて指導にあたりました。
研修プログラムには、知財・知財戦略に関する講義、実務上の事例研究、関係機関 (例えば日本国特許庁、裁判所、民間企業等) への訪問や、弁理士・弁護士とのディスカッション等が含まれました。一方、研修生は、自国の知財制度や成功事例のプレゼンテーションを行いました。
2022年度、WJOは、モザンビーク、タジキスタン、パキスタンおよびブラジルから計4名の研修生を受け入れました。これらの研修生は、志賀国際特許事務所または青和特許法律事務所においてプログラムに参加しました。研修生は全員、プログラムについて満足の意を表しており、多くの研修生が、プログラムを通じてネットワーキングの機会が得られたことの利点を強調しました。