2023/08/10
世界知的所有権機関 (WIPO) は、2023年3月27日~28日にかけて、インドネシア共和国法務人権省知的所有権総局 (DGIP) と共同で、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援を得て、地域会合を開催しました。
本会合は、東南アジア諸国連合 (ASEAN) 加盟国において技術・イノベーションサポートセンター (TISC) の地域ネットワークを強化し、地域内で経験やベストプラクティスの情報交換、リソースの共有を促進することを目的に開催されました。
本会合は、WIPOが日本特許庁の支援を受けて2013年から開催している一連のASEAN地域TISC会合の一環であり、2019年以来、初めて対面式で開催されました。本会合にはASEAN8か国から16名の代表が出席し、各国のTISCネットワークの現状や最近の進展について情報交換を行いました。
本会合では、知的財産およびイノベーション支援サービスを促進するための効果的なコミュニケーション・キャンペーンの組織化に関する特別セッションも開催され、コミュニケーション・イニシアチブ基金 (FOCI) 会長Emily Abrera氏によるプレゼンテーションや、インドネシア、フィリピン、ベトナムのケーススタディが行われました。本会合の最後には、以下について出席した各国のTISCネットワークが協力する意思を表明するASEAN TISCネットワーク提唱誓約への署名が行われました。