2023/08/10
世界知的所有権機関 (WIPO) は、2023年3月14日～16日にかけて、モーリタニア・イスラム共和国商工業手工芸観光省と協力し、日本知的財産グローバルファンドの支援を得て、研修セミナーを開催しました。
本研修セミナーは、モーリタニアの技術・イノベーションサポートセンター (TISC) の職員が、技術移転と発明の商業化・活用を促進する手段として、パブリックドメインの発明を特定し、利用するためのスキルと知識を開発し強化することを目的として開催されました。
本研修セミナーには、モーリタニアからTISC職員と大学生が30人以上参加しました。参加者は、特許・商標の検索ツールと戦略、特許・商標データベース、特にWIPOのPATENTSCOPEデータベースとGlobal Brand Databaseの特徴、およびこれらの機能の効果的な使用方法について学び、Research4Lifeパートナーシップの姉妹プログラムである「Access to Research for Development and Innovation (開発と革新のための研究成果へのアクセス)」 (ARDI) プログラムで利用可能な科学技術コンテンツの検索に関する実践的な研修も受けました。* モーリタニア政府は、ワークショップの開催を推進した日本特許庁の財政支援に感謝の意を表明しました。
* ARDIとResearch4Lifeパートナーシップの姉妹プログラムは、査読済みの学術的・専門的オンラインコンテンツへの無料または低コストのアクセスを、低・中所得国の教育機関に提供しています。