2023/11/16
WIPO日本事務所 (WJO) は2023年度 (日本の会計年度) に、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援を受け、日本の大学に在学中の外国人留学生を対象として、知財分野の短期フェローシッププログラムを実施しました。
本プログラムを通じて、研修生は、グループに分かれ、日本の特許法律事務所において5日間にわたってカスタマイズされた知財研修プログラムに参加しました。
WIPOおよび受入先機関では、研修生それぞれの研究分野や興味関心を考慮に入れて研修プログラムをカスタマイズしました。研修プログラムには、知財・知財戦略に関する講義、特許調査等の実務、実務上の事例研究や、関係機関 (例えば日本国特許庁、裁判所等) への訪問等が含まれました。一方、研修生は、自国の知財制度や成功事例のプレゼンテーションを行いました。
2023年度に、WJOは、バングラデシュ、ブラジル、カンボジア、リビア、モロッコ、ウズベキスタンから計6名の研修生を受け入れました。これらの研修生は、青和特許法律事務所または創英国際特許法律事務所において、各事務所3名ずつのグループでプログラムに参加しました。研修生は全員、プログラムについて高い満足度を示しており、多くの研修生が、プログラムを通じてネットワーキングの機会が得られたことの利点を強調しました。