2023/12/12
WIPOは、2023年10月23日、24日、26日にかけて、フィジーのスバにおいて、フィジーの知的財産庁、法務省と共同で、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援を受け、太平洋島嶼国の知的財産庁長官会議 (HIPOC) を開催しました。
この会議の目的は、草の根プロジェクト、特に女性及び若者に重点を置いたWIPOの新しいビジョン及び中期戦略計画を各国に知らせ、WIPOのプロジェクト及び活動への、地域のより多くの国による参加を促すことでした。
開会の挨拶には、法務大臣兼司法長官のSimori Turaga氏、WIPOを代表して地域・国家開発部門アジア太平洋部部長のAndrew Michael Ong氏、及び日本貿易振興機構 (ジェトロ) シンガポール事務所知的財産部長の三原健治氏が登壇しました。
太平洋島嶼国各国の知的財産庁の代表者たちが、太平洋諸島における知的財産の状況及び開発の優先分野について情報共有しました。彼らは、リスボン制度やマドリッド協定議定書などの国際的な知的財産制度に関する互いのプレゼンテーションから恩恵を得ました。地域におけるWIPOの技術支援の受益者も、会議の非常に重要な参加者であり、彼らが重要な役割を果たしました。彼らが参加して、自らの業務における実際の現場経験を共有したことで、知財当局との話し合いや将来の協力活動の計画が円滑に運びました。