2024/01/30
世界知的所有権機関 (WIPO) とマレーシア知的所有権公社 (MyIPO) および東南アジア諸国連合 (ASEAN) 事務局の共催による意匠ワークショップおよび会合が、「FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global)」を介して日本国特許庁 (JPO) の援助を受け、2023年11月29日から12月1日にかけてマレーシアのクアラルンプールにて開催されました。
この能力開発ワークショップは、ASEAN加盟国の知財庁がウェブサイトを最適化し、ユーザーレスポンシブなコンテンツを開発できるようにするための最初のステップであり、意匠に焦点を当てたものでした。ASEAN加盟国の意匠方式要件の調和と簡素化というASEANの目標を達成するには、各知財庁のウェブサイトが、特に方式要件を含む意匠登録制度に関する情報を顧客と共有するための原点となります。
本ワークショップには、ASEAN加盟国から9か国 (ブルネイ・ダルサラーム国 (オンライン参加)、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア (開催国)、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)と、ASEAN事務局が参加し、大変好評を博しました。
ワークショップに続いて開催された第4回ASEAN意匠タスクフォース (第4回IDTF: Industrial Design Task Force) には、ASEAN加盟国の各知財庁から意匠の専門家が参加しました。本会合では、ワークショップ終了後の成果と次のステップ、およびASEAN知的財産権行動計画2016-2025に基づく意匠関連の成果物の進捗状況について議論しました。