2024/03/20
世界知的所有権機関 (WIPO) は、ブラジル・イノベーション技術移転管理者フォーラム (FORTEC) による協力の下、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援を受けて、2024年2月27日から29日にかけて、特許分析に関する研修をブラジル・リオデジャネイロのブラジル産業財産庁 (INPI) 事務所において実施しました。
本研修プログラムは、技術・イノベーションサポートセンター (TISC) の職員を対象に、特許データベースのデータから得られる技術・ビジネス動向に現地ユーザが効果的にアクセスし、検索、分析することができるよう支援することを目的に開催されました。
本研修プログラムは、ブラジルINPI特許部長Alexandre Dantas氏、ブラジルFORTEC理事長Gesil Sampaio Amarante Segundo氏、在リオデジャネイロ日本国総領事真鍋尚志氏、WIPOブラジル事務所 (リオデジャネイロ) 参事官Isabella Pimentel氏、WIPO特許分析マネージャーChristopher Harrison氏による歓迎の挨拶で幕を開け、41名 (ブラジルから36名、チリから3名、ペルーから2名) が参加しました。
本プログラムは、2024年1月に南アフリカで開催されたパイロットローンチイベントからのフィードバックを受けて改良されたWIPOの新しい特許分析ボードゲーム「Patent Quest: Navigating Innovation Horizons (パテント・クエスト: イノベーションの新境地を開く)」を導入した初の試みです。参加者からは肯定的なフィードバックが寄せられ、エンゲージメントを維持しながら特許分析の概念について教える上でゲームが有効であることが明らかになりました。特許分析の主なステップに関するプレゼンテーションがWIPOによって行われた後、実践的なワークショップが行われ、参加者がミニ特許分析レポートを作成しました。