2024/07/03
2024年6月6~7日にかけて、世界知的所有権機関 (WIPO) はアフリカ広域知的財産機関 (ARIPO) と共同で、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援を得て、地域会合を開催しました。
本会合の目的は、経験や成功事例の紹介と域内リソースの共有を促すことでARIPO加盟国におけるTISCの地域ネットワークを強化し、特許文献や科学・技術文献内の技術情報を活用するスキルと知識を高めて南南協力の基盤とすることでした。
本地域会合の開会にあたり、ARIPO長官Bemanya Twebaze氏の代理を務める長官代理Pierre Runiga氏、在ジンバブエ日本国大使館次席の熊谷裕之氏よりご挨拶をいただきました。また、WIPOの技術・イノベーション支援課長のAndrew Czajkowski氏も挨拶を述べました。
会議にはARIPO加盟国 (全22ヶ国) のうちの20ヶ国およびオブザーバー国のうちの3ヶ国 (エチオピア、モーリシャス、ナイジェリア) から、TISCの重点課題を担う23名の代表者が参加し、最近の出来事や課題を共有しました。会議では特に以下の議題が取り上げられました。
会議での相互交流により、各加盟国、ARIPO、WIPO間の協力の枠組みが強化され、個人レベルでの交流が構築・維持されるという成果がもたらされました。