2024/07/03
2024年3月7~8日にかけて、WIPOは、アジア太平洋地域の一部の加盟国を対象にマドリッド制度に関する地域会合を開催しました。本イベントは、タイ商務省知的財産部 (DIP) の協力のもと、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援を得てタイのバンコクで開催されました。
これは、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援のもとに当地域で開催された7回目の会合となりました。
本会合には、マドリッド制度の加盟国のうち7ヶ国 (インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム) から14名の代表者が参加しました。また、日本の特許庁 (JPO) の職員1名が講演者として参加しました。
本会合の目的は、知識と成功事例の紹介を通じて、マドリッド制度の運用上の問題点と促進強化について話し合うことでした。
議題は多岐にわたり、「本国官庁」および「指定官庁」の両方として知的財産庁の果たす役割、分類、データ通信 (XMLデータ交換、Madrid e-Filing、IPASなど)、各国内および各地域内のマドリッド制度の促進などが取り上げられました。
参加者は、実務で直面する諸課題についての貴重な洞察や視点を紹介し合い、解決に向けた取り組みを強化していく機運を高めました。