2024/07/30
2024年3月14~15日にかけて、WIPOは、ブラジル産業財産庁 (INPI) 向けのマドリッド制度に関する対面の専門家会議とブラジルの民間実務者向けのセミナーを開催しました。両イベントは、FIT/日本知的財産グローバルファンド (FIT/Japan IP Global) の支援のもとにリオデジャネイロで開催されました。
これは、FIT/日本知的財産グローバルファンドの支援のもとで中南米およびカリブ海地域の知的財産庁向けに開催された、マドリッド制度に関する初めての二者会議です。
本会議の目的は以下のとおりでした。
会議には、INPIから15名もの参加がありました。また、日本の特許庁 (JPO) の職員1名が講演者として参加しました。
会議では、電子通信に関することやマドリッド制度のさらなる推進など、現在INPIが抱える課題と運用の状況に焦点が当てられました。INPI、JPO、WIPOは、今後も継続的に連携し、ブラジルにおけるマドリッド制度の運用効率の改善とさらなる推進に取り組んでいくことを再確認しました。
ブラジルの民間実務者向けのセミナーはWIPOの専門家を迎えてハイブリッド形式で開催され、参加者は200名にのぼりました。セミナーではマドリッド制度の概要、WIPOとINPIからの最新情報、商標の国際登録出願の仕方と登録後の管理に関する情報、eMadridに関する情報が取り上げられました。本イベントによりブラジルの実務者は学びを深め、活躍の可能性を広げることができました。