「WIPOグローバル・アワード 2024」受付開始: 知財を有効活用する中小企業とスタートアップ企業の参加募集
ジュネーブ ,
2024/01/15
PR/2024/913
世界知的所有権機関 (WIPO) は、事業成長と社会貢献のために知的財産 (IP) を有効的に活用している小規模企業やスタートアップ企業を表彰する「WIPOグローバル・アワード 2024」の応募受付を本日開始しました。
応募の基準と条件を満たす世界各地のあらゆる分野の企業から、応募をお待ちしています。応募受付期間は、2024年1月15日から3月31日までです。受賞者の発表は2024年7月を予定しています。
2022年に創設されたWIPOグローバル・アワードでは、審査委員会が毎年、国内外に展開するブランドや環境技術のイノベーションまたクリエイティブ産業をはじめとする、世界中の様々なビジネスに携わる中小企業の中から、とりわけ優れた功績があった企業を選定して表彰しています。受賞企業には、資金調達やビジネスパートナーシップ、広報活動の促進などを含む知的財産戦略の強化に向けたメンタリングプログラムが進呈されます。
今年のWIPOグローバル・アワード・プログラムでは、起業初期から知的財産の力を活用している新進ベンチャー事業に焦点をあてたスタートアップ企業部門が新設されました。応募条件については本アワード・プログラムの規則をご覧ください。
WIPOのグローバル・アワード・プログラムは、世界中のイノベーターやクリエイターたちを支援し、市場に送り出されたアイデアがあらゆる場所の生活を向上させる世界を実現するというWIPOの使命に根ざしたものです。創設からわずか2年で、本プログラム及び受賞企業へメンタリングを行うアプローチが、企業の知的財産戦略に変革的なインパクトをもたらしていることを嬉しく思います。
ダレン・タン WIPO事務局長
WIPOグローバル・アワードは、知的財産を活用して事業目標を達成し、収益を生み出し、雇用を創出し、地域や世界の課題に取り組み、また地域社会や国の発展に貢献する発明者やクリエイター、起業家たちを表彰し、知的財産・無形資産の事業化を推進することを目的としたものです。
知的財産に支えられたイノベーションや創造性が社会にもたらすインパクトを重視する本アワードのコアバリューに沿って、今年は新たに、持続可能な開発目標 (SDGs) への貢献も審査基準として考慮されます。
2024年度は、これまでと同様に著名な専門家で構成される独立した審査委員会が、最大7社の受賞企業を決定します。受賞企業は、2024年7月にスイス・ジュネーブのWIPO本部で実施予定のWIPO総会期間中に開催される授賞式で発表されます。
応募方法
世界中の中小企業およびスタートアップ企業を対象として、2024年3月31日 23:59 (CET: 中央ヨーロッパ時間) まで応募を受け付けています。応募用のエントリーフォームは英語、日本語、フランス語、スペイン語、アラビア語、中国語、ロシア語で利用可能です。
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WIPOについて
世界知的所有権機関 (WIPO) は、世界中のイノベーターやクリエイターにサービスを提供し、アイデアの確実な市場投入を通じてあらゆる場所における生活の向上実現を支援する国連機関です。
WIPOは、知的財産 (IP) の国境を越えた保護と展開を目指すクリエイターやイノベーターまた起業家たちを支援するサービスを提供し、また知的財産に関する最先端の課題解決に取り組むためのフォーラムとして機能します。WIPOが発表する知的財産データと情報は世界中の意思決定者により参照されます。またそのインパクト重視のプロジェクトや技術支援を通じて、あらゆる場所のすべての人が知的財産の利益を受けられるように支援します。
詳しくはWIPO Media Relations Sectionにお問い合わせください。- 電話: (+41 22) 338 81 61 / 338 72 24
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