
知的財産(IP)の効率的な活用は、事業の成功にとってますます重要になってきています。しかし、紛争が知的財産権を妨害し、時には企業の資産価値を大きく損ねる可能性もあります。
知的財産紛争は、裁判で処理することもできますが、特に国際的な紛争では極めて多額の費用と時間がかかります。昨今は、調停や仲裁、あるいはその他の裁判外紛争処理(ADR)手段を企業等が利用するケースが増えてきています。
ADRの利点
- ADRでは、当時者が裁量を持ち、紛争解決の過程をよりコントロールすることができます。
- ADRを効果的に活用することで、紛争処理にかかる時間と費用を節減できるほか、全てオンラインで行うこともできます。
- ADRの手続きは機密性があり、当事者間の合意に基づいているため、紛争当事者間の関係を良好に保ち、紛争解決後のビジネス関係展開や継続または発展の可能性を残すことができます。
WIPOのADRサービスはこれまで70ヵ国以上の当事者に利用されてきました。中小企業や多国籍企業、スポーツ団体や回収団体などに頻繁に利用されています。