先住民族の経営する中小企業(SME)及び知的財産
中小企業であるか大企業であるかを問わず、すべての企業に最適なオールマイティな知的財産(IP)アプローチはありません。一方、先住民族と地域コミュニティ(IPLC)の経営するSMEは、マドリッド制度やハーグ制度などの知的財産制度を導入する中で、より多くの課題や問題に直面することがあります。一見すると大変な作業のように見えるかもしれませんが、IPLCが伝統工芸に基づくイノベーションや商品を保護するために実践すべき重要なアプローチをいくつかご紹介します。
先住民族経営のSMEが知的財産を活用するための8つの方法
1. 著作権で伝統文化の現代表現を保護する
2. 意匠権で商品の外観や雰囲気を保護する
3. 先住民族特有の言葉や名称、シンボルを商標登録する
4. 証明書や共同商標で商品や役務を区別する
5. 地理的表示で商品や役務を場所と関連付ける
6. 伝統的知識に基づくイノベーションを保護する
7. 企業秘密で伝統的知識の機密性を守る
8. 不正競争防止法を防御手段として使う
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知的財産制度が先住民族のSMEをどのようにサポートできるかに関する詳細は、下記の資料をご覧ください。
- Intellectual Property and Genetic Resources, Traditional Knowledge and Traditional Cultural Expressions(知的財産と遺伝資源、伝統的知識と伝統的文化表現)(英語のみ)
- Intellectual Property and Folk, Arts and Cultural Festivals: Practical Guide(知的財産及び民族音楽、芸術、文化フェスティバル:実践ガイド)(英語のみ)
- Protect and Promote Your Culture: A Practical Guide to Intellectual Property for Indigenous Peoples and Local Communities(文化を保護・促進する:先住民族と地域コミュニティ向け知的財産実践ガイド)(英語のみ)
- Background Brief 5: Intellectual Property and Traditional Handicrafts(バックグラウンド5:知的財産及び伝統工芸)(英語のみ)