世界知的財産の日 – テーマについて

IP and Youth: より良い未来のためのイノベーション

WIPOでは毎年4月26日を「世界知的財産の日」と定め、知的財産 (IP) 権がイノベーションと創造性を促進する上で果たす役割について学ぶ機会としています。世界知的財産の日2022は、持続的な未来へのシフトを後押しする、より優れた新ソリューションをもたらす若者の大いなる可能性を祝して開催されます。

世界各地で若者たちはイノベーションに挑み、そのエネルギーと創意工夫、好奇心と創造性を駆使して、より良い未来への道を切り開いています。革新性やエネルギー、そして創造性に満ちた思考が、より持続可能な未来へとシフトするために必要な変化を後押ししています。より良い未来を創造するために、知的財産権がどのように明日の若者をサポートできるかをご覧ください。

今年は、世界知的財産の日2022のテーマを「IP and Youth: より良い未来のためのイノベーション」とし、若者が主導するイノベーションと創造性を称えます。

今日の若者は、偉大かつ未知の可能性に溢れた創意工夫と創造性の源です。彼らの斬新な視点、エネルギー、好奇心、「やればできる」という姿勢、そしてもちろん、より良い未来への渇望は、これまでのアプローチをすでに再構築し始めており、イノベーションと変化のための行動を促進しています。

世界知的財産の日2022は若者にとって、知的財産権がどのように自身の目標をサポートし、アイデアを現実に変えるのに役立ち、収益化の機会獲得や雇用の創出などを含め、自身を取り巻く世界にポジティブな影響を与えることができるかを知る機会となります。知的財産権により、若者は自身の目標の達成に向かって歩みを進めるために必要な重要ツールを利用することができます。

このキャンペーンを通じて若者は、商標、意匠権、著作権、特許権、植物品種権、地理的表示、営業秘密などの知的財産制度のツールが、より良い未来を築こうとする自身の目標をどのようにサポートできるかについて、理解を深めることができます。

また、若き発明者、クリエイター、起業家が活躍できる環境を法律面と政策面で整えるため、各国及び地域の取り組みを支援するWIPOの役割についても詳しく学ぶことができます。

昨年の世界知的財産の日は、お陰様で記録的な盛り上がりを見せました。今年も皆様からのご協力を得て、世界知的財産の日2022をさらに盛り上げていきたいと考えております。

若者は明日の世界を築く発明者であり、クリエイターであり、起業家です。すべての地域の若者は、その創造性と創意工夫により、変化を促し、より良い未来への道を切り開いています。世界知的財産の日2022は、変化をもたらす可能性に満ちたこの世代を祝していきます。

イベントにご参加ください - 2022年4月26日
より良い未来を築くため、世界の若き発明者、クリエイター、起業家の創意工夫、創造性、ビジョン、勇気を称えるイベントに是非ご参加ください。

Z世代とミレニアル世代: 明日の創造者

今日の若者は、偉大かつ未知の可能性に溢れた創造性と創意工夫の源です。現在、世界には約18億人の若者 (24歳未満) がいます。その9割が発展途上国で生活しており、今後、若年層 (35歳未満) の割合は増加していくと予想されています。どの地域でも、若者はその存在自体が、より良い未来への道を切り開く変化の担い手です。

ミレニアル世代とZ世代は変化を起こし、実用性を重視し、恐れずに発言し、現状に異議を唱えます。今日の若者はデジタルネイティブで、物理世界とデジタル世界の境界が曖昧な、携帯電話やインターネットにつながった世界で育ちました。これにより、おそらくかつてないほどに起業家精神、革新性、創造性に富んだ世代が形成されました。

芸術、科学、技術など、ご自身の関心がどこにあっても、知的財産権に裏打ちされた、若者の創造的で革新的な考え方が、変化を後押ししてくれるでしょう。是非、今年のキャンペーンにご参加いただき、知的財産がご自身の目標達成にどのように役立つかをご覧ください。

世界中の政策立案者の皆様におかれましては、若き発明者、クリエイター、起業家のニーズや懸念に耳を傾け、より良い未来のためにイノベーションを起こそうとする彼らの努力に報い、支援するための政策やプログラムを策定していただけますよう、ご尽力お願い申し上げます。

現在も影響下にある新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、世界知的財産の日2022は、オンラインとオフラインのイベントが開催されるハイブリッドキャンペーンとなります。