「世界知的財産の日」のメッセージや活動を世界中に広めるには、国や地域、地元に根付いた各種報道・メディア機関や専門誌などによる積極的な関与が欠かせません。毎年、本キャンペーンでは、関係各位がそれぞれの活動内容やキャンペーンのテーマにおけるその関連性についての認識を広め、予定されているキャンペーン関連活動への関心を高めることを目的として、報道・メディア機関に向けた広報活動を計画できる機会を提供します。

広報活動が目指す結果は、関係各位の目的や地域の人々のニーズ及び関心により異なるものになるでしょう。たとえば、世界知的財産の日2022キャンペーンのテーマ「IP and Youth: より良い未来のためのイノベーション」と関連した事例を紹介しながら、知的財産制度の利用拡大を促進する地域的取組を盛大に祝うことを中心に広報活動を計画するかもしれません。

或いは、イノベーションや経済発展を後押しする上での若き発明者やクリエイター、起業家の知的財産保護・促進の重要性に人々が敏感になるよう、知的財産教育に重きを置く場合もあるでしょう。

関係各位は一部の報道・メディア機関向けに個別の広報活動を展開するか、興味深いイベントを開催し、より多くの報道陣を招待するなどして、世界知的財産の日2022のテーマである「IP and Youth: より良い未来のためのイノベーション」を地域に合わせてカスタマイズすることができます

WIPOでは、主軸となる世界的キャンペーンを開催すると同時に、関係各位が一貫性のある方法で本キャンペーンを盛り上げ、その主要メッセージを拡散できるよう、利用可能な資料を提供し、これらの取組を支援しています。

世界知的財産の日2022に向けた広報ツールキットの配布予定及び活用計画の例

2021年12月: 世界知的財産の日2022キャンペーンの主要メッセージ及びその他の参考資料が、オンライン (www.wipo.int/ip-outreach/ja/ipday ) で配布開始されます。「世界知的財産の日」キャンペーン関連の広報用基礎資料としてご活用ください。

「世界知的財産の日」キャンペーン関連の広報資料の活用計画をご検討の際には、以下の点にご留意ください。

  • 当日のイベントへの参加呼びかけ、世界知的財産の日のその他の関連情報の提供。
  • 本キャンペーンに関連した社説や声明を全国または地域のニュースで掲載または配信するための手配。
  • 本キャンペーンのテーマについて、著名人、地元の若手発明者やクリエイター、若者が率いるスタートアップ企業、政策立案者へのインタビューの手配及びメディアへの掲載。
  • SNSを通じた広報活動 (「SNS活用に向けた情報及びリソースに関するガイドライン」を参照)。

4月上旬: WIPOは、テーマに関連して入手した地域及び地元の情報を含め、主要メッセージやデータポイントを提供します。これにより関係各位は、世界で統一したメッセージ及びイメージを維持しながら、地域のニーズを満たしてカスタマイズした発表を4月26日に行うことができるようになります。

4月26日- 世界知的財産の日: WIPOは4月26日、本キャンペーンの主要メッセージやデータを活用した包括的な発表を世界中の人々に向けて行う予定です。関係各位におかれましては、世界規模で行うこの発表をご自身または貴組織のSNSやその他の通信手段を通じて拡散していただきますよう、ご協力お願いいたします。