「世界知的財産の日」キャンペーンのためにできること

組織として、何ができるでしょうか?

一般社会に向けた広報活動

  • 知的財産、活用事例、動画、世界知的財産の日関連イベントや活動、クイズ、投票機会などについての一般情報を掲載したウェブサイトを作成する。
  • 著名な女性発明者、クリエイター、アーティスト、デザイナー、ミュージシャン・音楽家、ライター・作家、写真家、起業家、アニメーター、イラストレーター、映像作家、マルチメディアクリエイター、デベロッパー、インフルエンサーなどの作品を称える。
  • アーティスト、実演家、写真家、ミュージシャン・音楽家、発明者、起業家など、特定の利用者または将来の利用者に知的財産権制度がどのように機能するのか、そして、利用可能な知的財産サービスについて情報を提供するため、バーチャルワークショップを開催する。
  • 知的財産、イノベーション、模倣品・海賊品対策などに関するテーマについて、オンライン小論文コンテストを開催する。
  • 地域に的を絞り、特定オーディエンスを対象とした世界知的財産の日の広報資料 (ポスター、パンフレットなど) を作成してオンラインで入手できるようにする、或いは、放送枠を確保して放送できるようにする。
  • 自国の知財庁または著作権機関のウェブポータルに世界知的財産の日のバナーを掲載する。
  • 世界知的財産の日に向けて開催されるイベントや活動をカレンダーに追加し、さらに、#WorldIPDayのハッシュタグの追加、ライブイベントの最新情報の配信、Twitterのチャット機能の活用などにより、これらをSNSを通じて宣伝する。
  • メインテーマに沿ったオンライン写真コンテストを開催し、写真の創造性を称えると共に、著作権が実際にどのように機能するかを伝える。
  • スポークスパーソンを見つける、またはスポークスキャラクターを作り、オンライン講演会を開催し、リアルタイムでストリーミング配信する。
  • アーティスト、作家、発明者を招き、それぞれの作品について話を伺うと共に、それらがどのように知的財産と結びついているかについて紹介するインタビュー、動画、ポッドキャストなどを制作し、オンラインで配信する。
  • イノベーションの影響力、模倣品や海賊品による損害、イノベーションに対する考え方ついての研究、統計データ、調査結果などを発表する。
  • 知的財産保護の最善策について学ぶことに興味がある方々のために、現地の弁護士事務所または学術機関と連携し、無料の知的財産コンサルティングまたは質疑応答セッションをSNSチャネルまたはその他のオンラインテクノロジーを介して開催する。
  • SNSキャンペーンを展開し、新進及びベテランの女性起業家またはクリエイターに、自身の知的財産制度の活用経験と、制度が今後どのように発展することを望んでいるかについての見解を (従来のブログ投稿、ビデオブログ配信などを介して) 共有してくれるよう促す。
  • 自身のイノベーションや創造性を加速するために奮闘する女性発明者・クリエイター・起業家を知的財産がどのようにサポートできるかについて説明する。
  • クイズを開催し、知的財産とイノベーションに関するチームの知識レベルをテストする。

メディアに向けた広報活動

  • 現地の新聞社及びその他の報道機関と連携し、知的財産関連のテーマについての社説や記事を発表する。
  • ラジオ局やテレビ局と連携し、創造性やイノベーションを促進し、保護するための方法についての討論番組を放送する。
  • 世界知的財産の日に向けたイベントや活動に関するバーチャル記者会見を開催する。
  • 時間のない報道陣のために理解しやすいように情報をまとめた報道機関用のデジタル資料セットを作成する。

企業に向けた広報活動

  • 知的財産制度の使用を通じて中小企業がどのように利益を得ることができるのかについて、地元の企業及び商工会とバーチャルワークショップを開催する。
  • 地元の発明者協会またはデザイナーと協力して、発明賞またはデザイン賞をオンラインで発表する。
  • ブランド戦略、ユーザーインターフェース (UI) デザイン、機械学習などにおけるデザインや知的財産の新しいトレンドについて話し合うため、デザイナーとのバーチャルミーティングを開催する。
  • 中小企業やスタートアップ企業、起業家チームが製品を作り、また、知的財産がどのように事業目標をサポートするかを学べる場としての「デザインジャム」を地元のファブラボと連携して設立する。

学校/大学に向けた広報活動

  • 大学でウェビナーまたはオンライン会議を開催し、学生、教員、研究者間で知的財産及びこれがもたらす利益についての認識を高める。
  • 学校行事として知的財産の日を祝う - 共通課題を解決するためのデジタル発明コンテストを開催する。または、知的財産が発明者、作家、ミュージシャン・音楽家にどのような影響を及ぼすかについて、彼らに動画プレゼンテーションをしてもらう。
  • 科学博物館や美術館と連携し、展示物とイノベーション、そして知的財産の繋がりについて説明するバーチャルプレゼンテーションを行う。
  • 知的財産に関する情報や、知的財産が若き発明者やクリエイター、社会起業家の意欲をどのようにサポートするかについて特集した動画ライブラリーを開設する。
  • バーチャルキャリアフェアを開催し、知的財産に興味のある法学部の学生と、知的財産が極めて重要な役割を果たしている業界とを結びつける。
  • WIPOが開催するバーチャル展示会へのバーチャル実地見学を企画する。
  • イノベーションの第一人者を招き、知的財産、イノベーション、若者についてのバーチャル講演会を開催する。
  • ブッククラブを設立し、知的財産に関する書物を厳選して、これを読み、クラス内で討論する。