マドリッド制度加盟国の知財庁向けの情報

全てのマドリッド制度加盟国の知財庁には、「本国官庁」 (国際商標出願の提出先の官庁) と、「指定締約国官庁」 (WIPOのマドリッド制度を通じて商標の国際保護を求める国・地域の官庁) としての役割があります。

WIPOは、各種のツールやリソース、研修等を提供することで、各知財庁における国際商標出願・登録の手続・管理をサポートします。

マドリッド制度への加入を検討中の知財庁ですか? 加入手続に必要な準備作業を調べたり、加入手続をサポートするために開発された各種ツールにアクセスすることができます。

マドリッド制度のリーガルフォーラム

マドリッド制度の未来を形作るために力を貸してください。WIPOのリーガルフォーラムで意見交換にご参加ください。なお、アクセスは制限されています。

フォーラムのアクセス・利用方法

知財庁向けツール

Madrid Office Portal

Madrid Office Portalを利用することで、貴庁が「本国官庁」または「指定締約国官庁」となっている国際商標出願・登録を閲覧・管理することができます。WIPOとの間で直接、全ての文書および通報を安全に交換できます。

クイック・スタート・ガイド [PDF]
Madrid Office Portalの紹介 [動画]

定型様式

定型様式を使って、WIPOだけでなく、国際商標登録の名義人や代理人に対して、貴庁の以下のような決定を通知することができます。

保護認容声明
暫定的拒絶通報
基礎商標の効果の終了
その他

締約国情報データベース

eMadrid内のMember Profiles (締約国情報データベース)では、マドリッド制度の全ての締約国の国内法令・手続に関する詳細な情報をユーザに提供しています。掲載されている情報を常に最新の状態に保たれることを強くお勧めします。

リアルタイム統計情報

Madrid System Statistics (マドリッド制度の統計情報)を利用することで、レポートを作成したり、WIPOが現在処理している係属中の出願・事後指定のステータスや案件数をモニターすることができます。

商品・役務の分類について

常に新しい商品やサービスが開発され、新しい技術が生まれているため、分類の作業は必ずしも単純明快にできるものではありません。分類に関する複雑な問題や、新しい商品やサービスに関する質問等がある場合、WIPOにお問い合わせください。

Madrid e-Filing

Madrid e-Filingは、商標名義人が国際商標登録の出願を行ったり、WIPOおよび全ての参加知財庁が出願を処理することのできる、WIPOが運営する無料のデジタル環境です。

フロントエンド・バックエンドの双方で出願処理を合理化・迅速化するために、ますます多くのマドリッド加盟国がMadrid e-Filingを導入しています。どうぞお見逃しなく!

WIPOは以下のサポートを提供しています。

Madrid e-Filingを貴庁のIT環境に組み込むお手伝いをするとともに、技術サポートも提供します。
Madrid e-Filingの評価のためのテストインスタンスをセットアップします。ヒント: 貴庁がWIPOのGlobal Brand Database (またはTMview) にデータを提供している場合、貴国の国内商標データをMadrid e-Filingへのインポートに利用できます。
Madrid e-Filingインタフェースを貴庁の使用言語に無料で翻訳します。

詳しくはお問い合わせください

官庁向けのMadrid e-Filingガイド [PDF]

動画: 知財庁向けのオンライン研修

全セッション

2024年9月10日から11月12日までの間、マドリッド制度の実務や手続、議定書規則・細則、各種ツールその他に関する最新情報を各知財庁の職員に提供することを目的としたオンライン研修シリーズを実施します。

世界中のどこからでも参加できるように、英語による研修を同日に2回 (午前はフランス語字幕、午後はスペイン語字幕で) 開催します。各プレゼン終盤のライブQ&Aセッションの中で疑問点を何でもお尋ねください。皆様のご参加をお待ちしています。