新しい「Madrid Monitor」の検索ツール

2016年5月23日

今般、マドリッド制度により記録された国際登録について、より簡単に情報を検索していただくことができるようになりました。新しい「Madrid Monitor」の検索ツールは、現在、「ROMARIN」、国際登録に係る「WIPO公報(the WIPO Gazette)」、「Madrid E-Alert」、「Real-Time Status」を通してアクセス可能な情報と機能を統合するものです。   

Access Madrid Monitor

新しい機能

「Madrid Monitor」での検索は、関心がある標章について記録されているすべての情報にアクセスすることができます。例えば、簡単なキーワード検索として、国際登録番号(IRN)、名義人、標章、「Global Brand Database」で初めて導入されたイメージサーチ機能を使うことができます。さらに、「Advanced Search」を使うことにより、多様なカスタマイズや組み合わせが可能となり、より簡単にお探しのものを見つけることができるようになりました。「Madrid Monitor」を通して、出願に係る「Real-Time Status」の情報を得ることもできますし、国際登録(IRN)に関して何か動きがあった場合にはメールを受け取ることができるよう「E-Alerts 」を登録しておくこともできます。なお、WIPOの「Global Brand Database」は、引き続き、出願する標章について、同一又は類似の指定商品/指定役務において、同一又は類似の商標が既に存在しているかどうかを確認するために、WIPOが集積した情報や国際出願情報について、出願前に事前調査する際の主要な手段であり続けます。出願後は、「Madrid Monitor」が出願商標に関するあらゆる動きや変化に係る記録への窓口となります。

ご意見をお聞かせください    

WIPOは、現在、「ROMARIN」、国際出願に係る「WIPO 公報(Gazette)」、「Madrid E-Alert」、「Madrid Real-Time Status」と並行して、「Madrid Monitor」のベータ版(Beta version)の試行を行っておりますので、ぜひご意見をお聞かせください。いただいたご意見は、当該システムがマドリッド制度に関する検索ツールとして本格的に開始する前に、利用者のニーズに合うよう調整する際に役立たせていただきます。「Madrid Monitor」の発展は、標章のライフサイクル全体にわたって利用者のオンラインの利用を高めることに焦点をあてた、E-Madridの第一歩であり、WIPOのマドリッド登録部による新たな取り組みでもあります。数ヶ月以内に、 WIPOのマドリッド登録部は、利用者がより一層速く効果的に情報を検索し、自らのポートフォリオの管理を行うことができるよう、新たに改良された電子サービスを導入する予定です。

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