新サービス「Madrid Monitor(マドリッドモニター)」のご紹介

2017年5月30日

マドリッド制度を介して登録手続を行った商標の最新状況のゲートウェイとしてWIPOが新たに提供するMadrid Monitorを利用することにより、出願人の国際商標登録の最新状況をより簡単より効率的に確認できます。

Madrid Monitorの特長

Madrid Monitorは、出願人の国際登録出願の手続状況または登録状況を追跡し、マドリッド制度を介して国際登録されたすべての商標の登録状況を確認するためにWIPOがカスタマイズしたツールです。

WIPOが独自に開発したこの新しいMadrid Monitorには、マドリッド制度の利用者のことを念頭において設計された数多くの機能があり、90万件を超える商標の閲覧、保存、共有、競合他社の商標の確認がより簡単にできます。

Madrid Monitorは直観的に操作できるシンプルなインターフェースを採用しており、国際商標登録で指定した国や地域の確認や、商標が保護されているか、拒絶されているかの確認ができます。

Madrid Monitorでは、特定の商標の状況に変化があった場合、通知メールを受信するように設定することもできます。また、検索条件や検索結果の設定、保存、共有が素早く簡単にできます。

 

マドリッド制度を介して登録手続を行った商標の手続の状況を確認できる唯一のモニターツールとしてMadrid Monitorは導入されており、ROMARINやMadrid E-Alert、Madrid Real-Time Statusは、今後利用できなくなりますのでご注意ください
2017年後期以降、これらのツールはWIPOのWebサイトで利用できなくなります。

今回の移行に際し、マドリッド制度の担当者は今後数ヶ月に渡り、使い方の研修を実施し、チュートリアルなどを提供していきます。

Madrid Monitorの機能や特長に関する詳細は、WIPOのe-ServiceカタログまたはWebページをご確認ください。

はじめに

Madrid Monitorの基本検索のインターフェースは使いやすいだけではなく、利用者は必要な情報に素早く簡単にアクセスすることができます。

Search for(検索条件)」欄にキーワードまたは登録番号を入力します。ここで入力したキーワードまたは番号により検索項目が自動的に選択されます。入力し始めると、オートコンプリート機能により、関連のキーワードや番号が提案され、ポップアップ画面で約立つヒントが表示されます。

また、キーワードを組み合わせて検索したり、検索結果を絞り込んで必要な情報に素早く簡単にアクセスすることもできます。

ご存知でしたか

Madrid Monitorの高度な検索オプションを選択すると、詳細設定画面が開き、検索項目欄に検索条件を入力することが可能になります。また、登録番号、商標、名称、日付、区分、国、その他の分類別に表示することができます。

高度な検索機能を使うには、   Madrid Monitorのメインページの右下にあるリンクを選択してください。

検索条件の変更方法や、国際商標登録手続の最新状況の確認など、Madrid Monitorの使い方に関する詳細情報は、今すぐ『Madrid Monitor Quick Start Guide(マドリッドモニターのクイックスタートガイド)PDF, Madrid Monitor, quick start guide』をダウンロードしてください。

Madrid Monitorの最新チュートリアルをいち早くご覧になりたい場合は、Madrid Notices(マドリッド制度からのお知らせ)の受信登録を行なってください。

マドリッド制度e-Serviceの今後の展開

Madrid Monitorの導入は、商標のライフサイクルを通して利用者にシンプルで使いやすいオンラインサービスを提供するというマドリッド登録部(Madrid Registry)の取り組みの一環として行われました。今後、オンラインサービスはさらに改良を加え、チュートリアルなども充実させていくことにより、利用者がより素早く効果的に情報にアクセスでき、商標を管理できるようにしていく予定です。

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  • 動画:マドリッド制度のe-Serviceに関する 動画