マドリッド制度の活用事例 - 西山製麺株式会社: ラーメンの道

2022年4月25日

今回も、マドリッド制度が企業の国際登録のポートフォリオ管理をどのようにサポートしているかに注目した活用事例をお届けします。本稿では、日本の中規模ラーメン製造会社、西山製麺の事例を取り上げます。

西山製麺は、太くてコシのある縮れ麺が特徴のサッポロラーメンを考案した創業者の西山孝之が、1953年に開業しました。現在、200種類を超える味、400種類以上の麺を製造しています。

この画像では、麺を両手でつかんでいます。この画像には、「サッポロラーメンの食文化をお客様と共に。西山製麺はラーメン店のパートナーとして食文化を創ります。」と書かれています。
(写真: 西山製麺株式会社)

1975年には製品の輸出を開始し、現在では33の国・地域で提供されています。ラーメンなどの食品だけでなく、西山製麺の製品を使いたい料理人を対象にした調理技術の指導や店舗経営の研修など、自社ブランドで登録した役務も提供しています。

多くの中小企業では、小さな部門によってすべての法務を担当していることが問題となっています。また、複数の国・地域において商品や役務を登録しており、他の市場にも進出する可能性がある企業では、商標登録が複雑なものとなります。西山製麺が同社のポートフォリオを効果的に管理し拡大させる上で、マドリッド制度がどのように役立っているか、ご覧ください。

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マドリッド制度の活用事例の募集

マドリッド制度を現在利用している会社の経営者や代表でいらっしゃいますか? マドリッド制度を活用することで国際的な商標保護を実現した事例を紹介するために、皆様から事例を募集しています。ご紹介させていただける場合、Contact Madridからお知らせください。「My request concerns (ご要望)」欄で「Something else (その他)」をお選びいただき、貴社についてお知らせください。

近日公開予定

WIPOでは、イノベーションを創出する企業の最新事例を幅広い業種にわたり今年もさらにご紹介していく予定です。グローバルな事業展開を進める上でのマドリッド制度の活用方法や、海外市場での商標の保護取得がどのようにして認知度や国際競争力の向上につながるのかなど、マドリッド制度の活用に役立つ情報を提供しますので、ぜひご覧ください。

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