Madrid e-Filing: イスラエルでも利用可能に

2023年7月24日

2023年7月19日から、イスラエルでもMadrid e-Filingサービスを通じて、直接オンラインで国際商標登録を出願できるようになります。イスラエルの商標権者が海外に事業展開する場合などにも役立ちます。イスラエル特許庁がMadrid e-Filingを採用したことにより、マドリッド制度加盟国で本サービスを利用する官庁は合計20庁になります。

イスラエルの国旗
(写真: Getty/EA)

イスラエル特許庁 (ILPO) は、Madrid e-Filingの導入により、その数々の利点を利用者に提供できることを嬉しく思います。イスラエルの商標出願人・権利者はMadrid e-Filingを利用することで、シンプルで安全性の高いオンライン環境で、国内商標登録の保護範囲の拡張を申請できるようになります。海外で商標保護を目指すイスラエルの出願人には、ぜひこのサービスの利用をお勧めします。

イスラエル特許庁 (ILPO)

Madrid e-Filing: 完全にデジタル化されたプロセス

Madrid e-Filingは、ユーザが商標の国際出願を行い、知的財産庁がそれを処理するために、完全にデジタル化された効率的な環境を提供するものです。商標出願人は、本国官庁と直接連絡できるようになるだけでなく、世界知的所有権機関 (WIPO) からの欠陥通報についてもこのプラットフォームを通じて受領・応答できるようになります。ユーザは、安全性の高いこのシステムを利用して、貴重な時間を節約することができます。

Madrid e-Filingを利用するメリット

  • 国際出願作成の際に、国内での商標出願・登録の主な情報が自動入力されるため、欠陥を減らすことができます
  • 商品・役務リストを直接作成し、マドリッド協定議定書の40の締結国における商品・役務表示の受入可否の確認が可能です
  • 本国官庁における認証手続が効率化されます
  • 処理時間が短縮されます
  • いつどこにいても出願ステータスをリアルタイムで確認できます

Madrid e-Filingの利用方法

  1. イスラエル特許庁 (ILPO) のウェブサイトからMadrid e-Filingにアクセスします。
  2. ログインし、「New application (新規出願) 」を選択します。
  3. 基礎商標 (イスラエル国内の出願・登録) 番号、および主な情報 (出願人/名義人の氏名、商標の種類、標章、商品・役務など) を入力します。
  4. 画面の指示に従って出願を完了します。

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