Madrid e-Filing: サンマリノでも利用可能に

2023年12月11日

サンマリノでも、Madrid e-Filingサービスを通じて、直接オンラインで国際商標登録を出願できるようになります。サンマリノの国内商標権者が海外に事業展開する場合などにも役立ちます。

Flag of San Marino
(写真: Getty/Aoraee)

サンマリノ国家特許商標庁 (USBM) は、Madrid e-Filingの導入により、その数々の利点を利用者に提供できることを嬉しく思います。サンマリノの商標権者はMadrid e-Filingを利用することで、安全性の高いオンライン環境で、国内商標登録の保護範囲の拡張を申請できるようになります。この電子出願システムのユーザはまた、USBMと直接連絡を取ったり、WIPOからの欠陥通報をオンラインで受領して応答したりすることができるので、時間の節約と誤解の回避につながります。

国家特許商標庁

USBMは、マドリッド制度加盟国の中でMadrid e-Filingを導入した22番目の官庁です。

Madrid e-Filing:  完全にデジタル化されたプロセス

Madrid e-Filingでは、安全で効率的なデジタル環境を通じて、商標出願人による国際出願や、知的財産庁による国際出願処理を行うことができます。商標出願人はこのプラットフォームを使って、本国官庁と直接連絡を取り、また世界知的所有権機関 (WIPO) からの欠陥通報についても受領・応答できるようになります。

Madrid e-Filingの利用方法

  • USBMのウェブサイトから「eMadrid」をクリックします。
  • WIPOユーザアカウントのユーザ名とパスワードを入力してください (アカウントをお持ちでない場合はアカウントを作成してください)。
  • ログインし、「New application (新規出願) 」を選択します。
  • 画面の指示に従って出願を完了します。

Madrid e-Filingを利用するメリット

  • 国際出願作成の際に、国内での商標出願・登録の主な情報が自動入力されるため、欠陥の削減につながります。
  • 商品・役務リストを直接作成し、マドリッド協定議定書の40の締結国における商品・役務表示の受入可否を確認することができます。
  • 本国官庁における認証手続が効率化されます。
  • 処理時間の短縮につながります。
  • いつどこにいても出願ステータスをリアルタイムで確認できます。

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