マドリッド制度に関する年次報告2024年版

2024年5月30日

マドリッド制度に関する年次報告「Madrid System Yearly Review」の最新版がオンラインで公開されました。最新版では、2023年のマドリッド制度の利用に関する情報とデータを提供しています。特集セクションでは、商標の国際登録の権利者が、国際登録の地理的な保護範囲を拡張するために、マドリッド制度の事後指定手続をどのように利用しているかを探ります。

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基本データ

  • 国際商標登録の出願件数: 64,200件
  • 有効な国際登録件数: 886,255件
  • 国際登録の更新件数: 39,267件
  • 国際登録の地理的な保護範囲を拡張する事後指定の件数: 64,335件

ワンポイント

  • フランスのロレアル (L’Oréal) は、2023年に199件の国際商標出願を行い、3年連続で出願人首位の座を維持しました。
  • 2023年に出願された国際商標出願の23.8%はアジア諸国からの出願であり、過去10年間の中で、全地域を通じて最大のパーセントポイント上昇を示しました。
Pie charts showing percentage variation in applications filed by geographical region in 2013 and 2023. Top three regions were Europe (68.2% in 2013 and 52.7% in 2023), Asia (14.8% in 2013 and 23.8% in 2023) and North America (12.9% in 2013 and 18.5% in 2023).

2023年のデータはWIPOの推計値です。出願国データは、出願人の住所に基づき集計されました。2023年に出願された国際商標出願の出願人は、マドリッド制度加盟国のうち、121か国 (アフリカ (18)、アジア (36)、欧州 (42)、ラテンアメリカ・カリブ海地域 (20)、北アメリカ (3)、オセアニア (2)) に所在していました。

  • 国際商標出願の出願人のうち、中国の出願人が出願1件あたり最も多くのマドリッド制度加盟国を指定しました。

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