SDGsに関連するPCT出願の推移:

WIPO所管の特許協力条約 (PCT) に基づく仕組みを利用して、PCT加盟国の多数のイノベーターが、自分たちが開発した技術について海外で特許を出願しています。

SDGsの目標や関連するターゲットで扱われる問題や課題の解決にこのような技術が貢献できる可能性があり、WIPOが行うPCT出願の処理は、世界に対する発明の開示と、法的保護を求めるイノベーターの支援につながります。PCT制度はこのようにして、SDGsに関連する技術の開発を促進する実現メカニズムとして機能します。

WIPOのデータによると、SDGsの課題の解決を目的とした発明では、国内特許制度よりもPCT制度が利用される傾向が強いことが分かっており、PCT制度では、とりわけ費用対効果の高い方法で複数国での特許出願を行うことが可能になることを踏まえると、理にかなっていると言えます。

次の出願は、公開されたPCT出願のうち、SDGsに関連すると考えられる出願の例です。

World Intellectual Property Day 2024 and SDGs
(画像: WIPO)

世界知的財産の日2024とSDGsについて (英語版)

関係するリンク

  • イノベーション・マッピング: 特許とSDGs (英語版)
  • 持続可能なイノベーションに関するLexisNexis社のSDG特許マッピング (英語版)