垂直軸型風力タービンの新しい構造及び電気システム

2024年6月18日

「私にとってPCTの有用性は、PCTでは時間的猶予が与えられるため、その時間を使って私の発明に関心を持つ相手を探すことができる点にあります。ステークホルダーを探し、私の発明に投資するメリットをPCT出願の内容に基づき説明しようとする段階で、PCT制度で設けられている時間的枠組が役立ちました。国内段階に移行する期限までに、優先日から30か月の猶予がもらえるので、ビジネスパートナーたちに接触して発明に関するプランをさらに練るのに十分な時間を確保できるのです。私はドイツの特許出願に加えてPCT出願を行い、投資家候補に接触を図る時間を延ばすことができました。」

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(Photo: Friedrich Grimm)

「本発明は垂直軸型風力タービンの新しい構造及び電気システムに関するものです。これを適用することで風力の利用に変革的な飛躍をもたらすことができます。GigaTubeはグリーンエネルギーの生産を可能にするもので、発電量が従来の風力タービンの10倍以上と非常に効率性が高いうえに、使用する建設資材は従来のモデルの4分の1で済みます。また鋼鉄を用いた軽量構造により、建設コストと発電コストを削減できます。これは、化石燃料エネルギーの生産からグリーンエネルギーの生産へと転換するプロセスにおいて極めて重要な点です。

この画像は、日本の大阪湾で稼働している2基のタービンです。それぞれの直径が240メートルで高さが630メートル、流入面積は約151,000平方メートルです。」

  • 投稿者: Friedrich Grimm (発明者及び出願人)
  • 出願番号: PCT/EP2021/084288 (WO2022/122599)