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PCTハイライト

国際特許制度

PCT 制度の最新及び今後の動向

PCT テキストプロセシングタスクフォース

新たに設立された PCT テキストプロセシングタスクフォースの第1回会合が、2024 年1月29日から31日までバーチャル会議として開催されました。本タスクフォースの目的は、国際段階でのフルテキスト形式による国際出願のより効果的で認められた出願や処理を促進するために、PCT における出願、処理や公開に関する要件をどのように改訂するかについて国際事務局に助言することです。会合文書がご利用いただけます。

PCT作業部会

第17回PCT作業部会が、2024年2月19日から21日までハイブリッド会議としてジュネーブにて開催されました。議題案会合文書がご利用いただけます。

PCT国際機関会合

 第 30 回 PCT 国際機関会合が、2023 年 11 月 1 日から 3 日までバーチャル会議として開催されました。議⻑による要約作業⽂書は、WIPO ウェブサイトに掲載されています。本会合では、特に以下のトピックスが議論されました。
  • PCT 最小限資料タスクフォースのステータスレポートについて (文書PCT/MIA/30/2)。
  • 五大特許庁間の PCT 協働調査及び審査試行プロジェクトの最終報告書について (⽂書 PCT/MIA/30/3)。
  • 国際調査及び予備審査における関連先行技術としての書面による開示以外の開示の引用について (⽂書 PCT/MIA/30/5)。

詳細はPCTニュースレター 2023年11月号PDFをご参照下さい。

パリ条約の新規同盟国 

フィジー (国コード: FJ) が 2023 年 10 月 19 日に、工業所有権の保護に関するパリ条約の加入書を寄託しました。これによりパリ条約の全同盟国数は 180 となりました。フィジーは 2024 年 1 月 19 日よりパリ条約に拘束されます。“States Party to the PCT and the Paris Convention and Members of the World Trade Organization”の表が更新されました。

PCT総会

 第 55 回 PCT 総会が2023 年 7 月 6 日から 14 日までの期間、ジュネーブで開催されました。

 本総会は、サウジ知的所有権機関 (SAIP) をPCTの国際調査機関 (ISA) 及び/又は国際予備審査機関 (IPEA) として選定しました (文書PCT/A/55/1)。この選定は当該機関の運用機能が整備された時点で、当該機関が通知する将来の日付から発効することになります。

本総会はまた、文書 PCT/A/55/2 のアネックスに記載された PCT 規則の改正を採択しました。規則改正は以下の通りです。

  • PCT規則26及び29: 国際出願が異なる言語で記載されている部分を含み、管轄受理官庁がそれらの全ての言語を認めている場合の手続の明確化。詳細については、文書PCT/WG/16/8及び文書PCT/WG/16/9の13項及び14項をご参照下さい。これらの改正は2024年7月1日に発効予定であり、当該日以降に国際出願日を有する国際出願に適用されます。
  • PCT規則3436及び63: 国際調査機関が国際調査を行う際に参照すべき最小限資料の定義、並びに官庁又は機関をISA及びIPEAに選定する際の最小限の要件の定義。これらの改正は2026年1月1日に発効予定です。

本総会は同様に、国際調査及び予備審査機関であるウクライナ知的財産機関の機能に関する取決めの改訂も承認し (文書PCT/A/55/3)、State Organization “Ukranian National Office of Intellectual Property and Innovations” (UANIPIO) 国家機関「ウクライナ国立知的財産イノベーション庁」(UANIPIO) を特許処理の担当機関に指定したことが反映されました。

PCT関連統計

PCT年次報告2023年版をご参照下さい。今年の特別テーマは “The expansion of the PCT System over time” 「時代と共に拡大する PCT 制度」について焦点を当てています (7ページから17ページまで)。

eGuide – PCT 出願人の手引の新バージョン

データ処理の効率化を図り、ユーザの皆様により充実した機能と使いやすさを提供する目的で、国際事務局は「eGuide」と呼ばれる PCT 出願人の手引の完全電子版を作成しました。出願人や官庁の皆様には、今後この新しい eGuide のみをご利用いただき、この移行期間中に従来版手引のPDF形式の附属書にリンクしたブックマークを変更していただくよう推奨いたします。2023 年 12 月 1 日をもち、国際事務局は従来版PDF形式の手引の更新を停止しました。

IPデータ報告書2023年版

グローバル・イノべーション・インデックス2023年版が公表され、イノベーション・エコシステムの活動における132経済圏のパフォーマンス測定とランク付けを提供しています (詳細はこちら)。

世界知的財産指標報告書2023年版では、世界中の知的財産活動を分析しています。各国や広域の知的財産庁とWIPOによる2022年の出願、登録や更新された統計をもとに、特許、実用新案、商標、意匠、微生物、植物品種保護、地理的表示などを取り上げています。また、本報告書では、調査データや業界の情報源をもとにクリエイティブエコノミーの活動状況も紹介しています。本報告書の要点をまとめたハイライトは、プレスリリースをご参照下さい。

WIPOのIP Facts and Figures 2023年版がご利用いただけるようになりました。全統計が入手可能な最新年度の統計を用いて、IP (知的財産) 活動の概要を紹介しています。

PCTサクセスストーリー

PCT のサクセスストーリーを共有したい方はいらっしゃいませんか? 皆様の発明を保護するために PCT がどのように役立ったかについての成功談を WIPO や PCT ユー ザと共有できる場が設けられました。WIPO は、投稿されたサクセスストーリーの一部を PCT ウェブサ イトや WIPO ソーシャルメディア上で紹介していきます。詳細はPCTサクセスストーリーの特設ページをご利用下さい。

ePCT及び電子出願の最新情報

ePCTでは有用な最新機能が多くリリースされています:外部署名機能 (External Signature Function) (ビデオ参照) やWIPO IP Portalのナビゲーションバーの導入など。2021年には、新たな決済プラットフォームが導入され、所定のPCT関連手数料やWIPOに対するその他の手数料のオンライン決済が可能になりました。本プラットフォームWIPO Pay並びにePCTの新しいランディングページも開設されました。この度、新しい決済方法である「オンライン銀行決済 (SOFORT決済)」及び“eWallets”が追加されました。

新しいePCTビジネス・コンティニュイティ・サービス(訳者注: 2023年10月にリリースされたePCT Business Continuity serviceについて「ePCT不通時BCPサービス」との訳を採用した文書もありましたが、今後は英語名称により近い「ePCTビジネス・コンティニュイティ・サービス」に統一することになりました。)が2023年から利用開始されました。当サービスは、特に2020年1月1日から実施されたFAXサービスの利用を緊急事態に限定した措置 (また、ePCTが利用できない例外的な場合) に対応し、国際事務局やその他のePCT参加庁への国際出願や中間書類を提出する代替手段とするものです (詳細は、ePCTビジネス・コンティニュイティ・サービス及びFAXサービスの限定的な利用をご参照下さい)。

ePCTシステムのePCT出願機能を利用して提出される国際出願を受理する官庁については、ePCT出願を受理する官庁の一覧をご利用下さい。

ePCTは最高レベルの検証機能を備えており、出願データの点検は全て出願が作成された時点の国際事務局で保有されているデータベースと照合して行われます。ePCTシステムはこちらからアクセスいただけます。出願人向けの新機能に関する情報はこちらに、官庁向けの新機能に関する情報はこちらに掲載されています。2022年4月に新しい高度な認証方法であるプッシュ通知機能が追加されました。またIP官庁及び出願人向けの新しいePCTビデオチュートリアルシリーズが公開されています。

ePCT出願の参加庁におけるPCT出願の電子出願や出願管理並びにePCTの処理設定に関する技術面と参照データについては、特に詳細な官庁プロフィールが入手可能です。なお官庁プロフィールには、ePCT出願を受理していない官庁の情報も掲載されています。

お知らせ

Learn the PCT (PCTを学ぶ) ビデオシリーズとポッドキャスト

WIPOのPCT法務・ユーザ関連部副部長Matthias Reischle-Parkの案内による短編ビデオ29本 (それぞれ約15分) から成るシリーズ [YouTube] を提供しています (中国語、韓国語とロシア語字幕付きビデオの本数が増え、日本語字幕版はビデオ29本すべてでご利用いただけるようになりました。また、ブラジル国立工業所有権機関提供のポルトガル語字幕版、サウジ知的所有権機関 (SAIP) 提供のアラビア語字幕版 もご利用いただけます)。本シリーズは、

  • PCT手続の国際段階及び国内段階に関する主要トピックや重要事項について基本的な概要を紹介するものです。
  • PCT基礎セミナーで紹介された題材に沿う内容で構成されており、セミナーに参加していない方や中小企業、また開発途上国や後発開発途上国に居住のPCTユーザやPCTの利用を検討している方々に特に役立つものです。

米国を拠点とするPCT専門家でありWIPOコンサルタントでもあるCarl Oppedahl講演による、全15回 (無料) にわたるePCTの手続を解説するウェビナーが開催されました。当ウェビナーの録画 (と関連資料) へのリンクを提供しているウェブページも利用可能です。

経験豊富なPCTユーザの皆様にお知らせです。WIPO PCT 法務・ユーザ関連部部長 Matthew Bryan が、 “AUTM on the Air” (AUTM は前Association for University Technology Managers) ポッドキャストによる “Taking the Complexity Out of PCT” と題した特集インタビューを受けました。インタビューは、StitcherSpotify 又は Apple Podcasts からご利用下さい。

PCTウェビナー

  • PCTウェビナーでは、PCT関連情報、研修や最新情報についてPCT10公開言語で無料配信しています。ウェビナーの録画は、PCTウェビナーからご利用下さい。またPCT上級者向け “Exploring the PCT” ウェビナーシリーズも2021年4月から、全PCT10公開言語により開始されています。
  • WIPO講演者によるPCTのインハウスセミナーも提供しています 。一般参加が可能なセミナーについては、PCTセミナーカレンダーをご参照下さい。2020年5月から開始したRoving Webinars形式によるWIPOのサービスやイニシアティブについてのPCT情報を提供するウェビナーが追加されました。さらに、2020年10月と11月には、開催された地域ごとに対象を絞った上級者向けウェビナーの録画も追加されました。
  • 経験豊富な特許弁理士であり (Oppedahl Patent Law Firm LLC)、WIPO の PCT コンサルタント、そして PCTユーザでもある Carl Oppedahl が、2023 年 3 月 2 日から 16 回にわたる ePCT 研修ウェビナーを配信しました。当ウェビナーシリーズの録画と使用された資料が利用可能です。
  • 2023年12月には、Carl Oppedahl講演によるPCT様式を解説する無料のウェビナー4回シリーズが配信されました。ウェビナー全4回の録画が視聴可能です。

WIPO IP Diagnostics

WIPO は、ビジネス分野への支援プログラムを強化する継続した取り組みの一環として、国際貿易センター (ITC) 及び国際商業会議所 (ICC) と共同で、 WIPO IP Diagnostics を 開発しました。 WIPO IP Diagnostics は、無料の包括的な自己評価ツールです。本ツールは、中小企業が自社の IP 資産を特定し、これらの資産をどのように保護、管理、そして活用して新たな商機を開拓するのかを判断するための支援となるよう設計されました。

PCTディスタンスラーニングコース

このDL101PCTの4時間コースでは、PCTの紹介及び概要が提供されています。このコースでは、理解度と進捗度を測るための自己評価ツールがコース全体にわたって戦略的に設けられており、PCT公開10言語で提供されています。

補充国際調査

  • 国際段階手続中に一又は複数の補充国際調査(SIS)を請求することで、調査される文献の対象範囲が言語面及び技術面で拡大されます。
  • SISは、国内段階移行後に新たな先行技術が発見されるリスクに対するPCT出願人の懸念に対処するものです。また、発明の商業的価値に照らして、国際段階における追加費用の支出が理にかなうと出願人が判断する場合に、追加の調査情報を提供します。
  • SISの概要を紹介する短編ビデオ 短編ビデオ が利用可能です。又は、出願人の手引の関連する章もご参照下さい。

PATENTSCOPE データベース

DAS

WIPOデジタルアクセスサービス (DAS) は、優先権書類や類似書類をDASにDAS参加IP官庁の間で安全に交換することができる電子システムであり、PCT出願において使用することもできます (詳細)。DASは通常は無料であり、以前は紙媒体で行われていた優先権書類の交換を簡素化するものです。多くの官庁が近年DASに参加しています (WIPO DAS News参照)。

PCT-特許審査ハイウェイ (PCT-PPH) 試行プロジェクト

PCT-特許審査ハイウェイ (PCT-PPH) は、出願人が早期審査の請求を行うことを可能にする枠組みです。

  • PPH全体の50%がPCT-PPHです。
  • 一部官庁のデータでは、PCT-PPH請求は全出願の平均に比べて、より高い特許査定率と一次審査段階(first action)でのより高い特許査定率も示されています。また、PCT-PPH請求から最終処分までの平均期間は、全出願の平均に比べて短かったことが示されています。最新の統計については、日本国特許庁のPPHウェブサイト、及び2023年版PCT年次報告PDFのC.28をご利用下さい。
  • Carl Oppedahl氏によるユーザ体験談のビデオが利用可能です [YouTube]。

官庁間のその他のワークシェアリングスキームについては、こちらをご利用下さい。

WIPO GREEN

WIPO GREENは、環境にやさしいテクノロジー (ESTs: Environmentally Sound Technologies) の所有者と、ライセンスや業務提携による技術利用を希望する者のマッチングを可能にするプラットフォームです。WIPO GREENプラットフォームでの環境技術の登録は無料で行うことができ、ライセンスや業務提携の希望者を探すための実用的な支援ツールを提供しています。

WIPO仲裁調停センター

裁判外紛争処理 (Alternative Dispute Resolution: ADR) サービスでは、紛争の少なくとも一方の当事者が、公開されたPCT出願の出願人又は発明者として記載されている場合には、登録手数料及び実施手数料が25%減額されます (PCTニュースレター2012年6月号の7ページ参照 PDF)。

WIPO発明者支援プログラム

WIPO発明者支援プログラム (Inventor Assistance Program: IAP) は、発展途上国の発明家や小規模ビジネスと、ボランティアで法的支援を提供する特許弁護士/弁理士とのマッチングを目的としたプログラムです。

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PCTハイライト

PCT制度の主な進展や動向の要点をまとめて「PCTハイライト」として配信しています(年1~2回)。

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