グローバル・イノベーション・インデックス (GII) 2022年版: スイス、米国、スウェーデンがランキングをリード; 日本は昨年に引き続き13位混乱期にはインパクト志向のイノベーションが必要
ジュネーブ,
2022/09/29
PR/2022/895
WIPOの2022年版グローバル・イノベーション・インデックス (GII) によると、世界で最もイノベーションが進んでいるのは、スイス、米国、スウェーデン、英国、オランダで、日本は昨年同様13位となり、その他アジアでは韓国(6位)、シンガポール(7位)、中国(11位)、香港(14位)が上位に入りました。他の新興経済圏も着実に優れたパフォーマンスを示し、インドとトルコは初めてトップ40入りしました。
ジャーナリスト向け資料
2022年版GIIによると、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミックにもかかわらず、世界のイノベーション活動を推進する研究開発 (R&D) およびその他の投資は2021年も引き続き活発に行われました。しかし、イノベーションへの投資をインパクトに変える上での課題も見えてきました。
生産性成長率 は、通常イノベーションの推進によって上昇しますが、実は停滞していることが明らかになりました。また、近年は研究開発 (R&D) への支出とベンチャー・キャピタル投資が活発に行われているにもかかわらず、技術の進歩と採用がさほど進んでいない兆候も見られました。しかし、イノベーション・エコシステムをより慎重かつ丁寧に構築することで、デジタル時代とディープ・サイエンスというイノベーションの新しい波によって、イノベーションが牽引する成長の新しい時代が到来する可能性があります。
「今年のGIIは、世界がパンデミックから回復する中で、イノベーションが岐路に立っていることを示しています。イノベーションへの投資は2020年と2021年に急増しましたが、2022年の見通しには陰りが見られます。これは世界的な不確実性の高まりに加えて、イノベーションによる生産性の向上が進んでいないことによるものです。ですから、単にイノベーションに投資するだけでなく、イノベーションが経済や社会にもたらすインパクトにも注意を払う必要があります。投資の金額と規模だけでなく、投資の質と価値も成功に不可欠となるでしょう。」
Daren Tang (ダレン・タン) WIPO事務局長
GIIの主な調査結果
- 世界の研究開発支出の上位企業では、2021年に研究開発への支出額が10%近く増加して9,000億ドルを超え、パンデミック前の2019年の水準を上回りました。この増加を牽引したのは、主に情報通信技術 (ICT) ハードウェア・電子機器、ソフトウェア・ICTサービス、医薬品・バイオテクノロジー、建設・工業用金属の4つの産業でした。
- 研究開発への投資は、2020年に世界全体で3.3%増加しました。ただし、歴史的高水準となった2019年の6.1%の成長率からは鈍化しました。研究開発費で上位に入る経済圏では、2020年に研究開発費への政府予算の配分が大幅に増加しました。2021年の政府による研究開発予算に関しては、もう少し状況にばらつきが見られ、韓国とドイツが政府予算の配分を増加したのに対し、米国と日本は削減しました。
- ベンチャー・キャピタル (VC) 取引は2021年に46%と急増し、1990年代後半のインターネット・ブームに匹敵する水準を記録しました。ベンチャー・キャピタルの増加が特に著しかったのは、中南米・カリブ海とアフリカ地域でした。2022年の見通しはこれより厳しく、金融引き締め政策とそれがリスク資本に及ぼす影響によって、ベンチャー・キャピタル取引の減速が予想されます。
イノベーション能力とイノベーションのアウトプットを評価するGIIの年間世界ランキングでは、上位15の経済圏にいくつかの重要な変化が見られました。米国が2位に浮上し、オランダが5位に入りました。シンガポールは7位、ドイツは8位で、中国は順位を1つ上げて11位となり、トップ10入りが近づいています。
カナダ (15位) はグローバル・ランキングのトップ15に復帰しました。トルコ (37位) とインド (40位) は初めてトップ40入りしました。この他に、ベトナム (48位)、イラン・イスラム共和国 (53位)、フィリピン (59位) が中所得経済圏の中で急速に順位を上げています。
世界ランキング
- スイス (2021年第1位)
- 米国 (3)
- スウェーデン (2)
- 英国 (4)
- オランダ (6)
- 韓国 (5)
- シンガポール (8)
- ドイツ (10)
- フィンランド (7)
- デンマーク (9)
- 中国 (12)
- フランス (11)
- 日本 (13)
- 香港 (中国) (14)
- カナダ (16)
- イスラエル (15)
- オーストリア (18)
- エストニア (21)
- ルクセンブルグ (23)
- アイスランド (17)
一部の途上国は、経済発展のレベルから予想される以上のイノベーションの成果を上げています。インドネシア、ウズベキスタン、パキスタンは今年新たにイノベーション・アチーバーに選ばれました。予想以上の成果を上げた経済圏のうち、8つの経済圏はサハラ以南アフリカ地域で、ケニア、ルワンダ、モザンビークがリードしています。中南米・カリブ海地域では、ブラジル、ペルー、ジャマイカが経済発展のレベルを上回るイノベーションの成果を上げています。
「グローバル・サプライチェーンが混乱する中でイノベーション・パフォーマンスが改善したトルコとインドは、世界のイノベーション環境を向上させています。一方、インドネシアはイノベーションの高い可能性を示しています」とオックスフォード大学サイード・ビジネススクールの学部長でGIIの共同編集者であるSoumitra Dutta氏は述べています。「また、中南米のチリとブラジル、サハラ以南アフリカ地域の南アフリカとボツワナなど、各地域をリードする経済圏ではイノベーションの相対的なパフォーマンスが向上しています。」
2022年の世界のイノベーション・リーダー
地域 / 順位 | 経済圏 | GII2022世界ランキング |
---|---|---|
北米 | ||
1 | アメリカ合衆国 | 2 |
2 | カナダ | 15 |
サハラ以南アフリカ1 | ||
1 | 南アフリカ | 61 |
2 | ボツワナ | 86 |
3 | ケニア | 88 |
中南米・カリブ海 | ||
1 | チリ | 50 |
2 | ブラジル | 54 |
3 | メキシコ | 58 |
中央アジア・南アジア | ||
1 | インド | 40 |
2 | イラン・イスラム共和国 | 53 |
3 | ウズベキスタン | 82 |
北アフリカ・西アジア2 | ||
1 | イスラエル | 16 |
2 | アラブ首長国連邦 | 31 |
3 | トルコ | 37 |
東南アジア・東アジア・オセアニア | ||
1 | 大韓民国 | 6 |
2 | シンガポール | 7 |
3 | 中国 | 11 |
ヨーロッパ | ||
1 | スイス | 1 |
2 | スウェーデン | 3 |
3 | 英国 | 4 |
北米
北米は、米国とカナダで構成されています。米国は2位に浮上し、カナダ (15位) はグローバル・ランキングのトップ15に復帰しました。
米国は、「グローバル企業の研究開発投資」、「ベンチャー・キャピタル投資家」、「大学の質」、「科学出版物の質および影響力」、企業の「無形資産集約度」など、2022年版GIIの81のイノベーション指標のうち15の指標で世界1位になりました。カナダは、「ベンチャー・キャピタル受領者」、「合弁事業・戦略的提携取引」、「ソフトウェア支出」の各指標で最高スコアを取得しました。
ヨーロッパ
ヨーロッパは引き続きイノベーション・リーダー (トップ25に入る経済圏) の数が合計15と最も多くなっています。調査対象となった欧州の39の経済圏のうち、今年順位を上げたのは、オランダ (5位) 、ドイツ (8位) 、オーストリア (17位) 、エストニア (18位) 、ルクセンブルグ (19位) 、マルタ (21位) 、イタリア (28位) 、スペイン (29位) 、ポーランド (38位) 、ギリシャ (44位) 、モルドバ (56位) 、ボスニア・ヘルツェゴビナ (70位) の12の経済圏です。
スイスは12年連続でイノベーション・ランキングの世界1位となりました。スイスはイノベーションのアウトプット、特に「国別特許出願数」、「ソフトウェア支出額」、「ハイテク製造業数」、「複雑な生産・輸出」の指標で世界をリードしています。スウェーデン (3位) は「インフラ」と「事業の洗練度」で世界1位となり、「研究員数」、「研究開発費」、「知識集約型雇用」などの指標で世界をリードしています。
2016年にトップ10入りしたドイツは、2009年以降で最高のランキングを獲得し、「グローバル企業の研究開発投資」の指標で世界トップです。エストニアは、今年順位を大きく上げてトップ20に入り、「ベンチャー・キャピタル取引」、「ICTサービス輸入額」、「新規事業件数」、「モバイル・アプリ開発件数」の各指標で世界をリードしました。
東南アジア・東アジア・オセアニア
東南アジア・東アジア・オセアニア (SEAO) 地域では、韓国 (6位) とシンガポール (7位) がグローバル・ランキングのトップ10に入り、トップ25には中国 (11位) 、日本 (13位) 、香港 (中国) (14位) 、ニュージーランド (24位) 、オーストラリア (25位) の5つの経済圏が入りました。シンガポール、中国、ニュージーランドは今年ランキングが上昇しました。
東南アジア・東アジア・オセアニア地域全体で見ると、過去10年間でランキングが大きく上昇したのは、ベトナム (48位) 、フィリピン (59位) 、インドネシア (75位) 、カンボジア (97位) 、ラオス人民民主共和国 (112位) です。これらの経済圏は主要なイノベーション指標でもリードしており、ベトナムは「ハイテク輸入額」で、フィリピンは「ハイテク輸出額」で世界トップクラスです。
インドネシアは今年躍進し、2012年以降で最高の順位となりました。インドネシアは「起業に関する政策および文化」で世界をリードし、「イノベーション・リンケージ」と「無形資産」で著しい改善が見られたほか、「起業および事業拡大資金の調達額」、「企業の無形資産集約度」などの指標で好成績を収めました。
中央アジア・南アジア
インド (40位) がこの地域のトップで、2020年にトップ50入りした後、順位を上げてトップ40に入りました。イラン・イスラム共和国 (53位) とウズベキスタン (82位) がこれに続きます。
インドは、低中所得グループで首位に立っています。「ICTサービス輸出額」で引き続き世界をリードし、「ベンチャー・キャピタル受領額」、「起業および事業拡大資金の調達額」、「科学・工学分野の卒業生数」、「労働生産性成長率」、「国内産業多様化」などの指標でもトップレベルです。
イラン・イスラム共和国は低中所得グループの3位で、2年連続で、経済発展のレベルから予想される以上のパフォーマンスが見られました。「商標出願件数」や「科学・工学分野の卒業生数」などの指標でも世界トップクラスです。
ウズベキスタンは4つ順位を上げ、2022年に初めて経済発展のレベルを上回るイノベーションの成果を上げました。
スリランカ (85位) 、パキスタン (87位) 、バングラデシュ (102位) は今年ランキングが著しく上昇しました。しかし、着実に順位を上げているのはパキスタンのみです。
北アフリカ・西アジア
イスラエル (16位) 、キプロス (27位) 、アラブ首長国連邦 (UAE) (31位) がこの地域のイノベーションをリードしています。
イスラエルは過去15年間、イノベーション・リーダーに入っており、「ベンチャー・キャピタル取引」、「修士号以上の学位を有する女性被用者数」、「PCT特許出願件数」 (GDP当たり)、「ICTサービス輸出額」 (貿易総額比) で世界をリードしています。
UAEはトップ30入り間近で、「企業の研究者数」と「民間セクターによって資金提供される研究開発費」で引き続きトップ5に入っています。
トルコ (37位) はトップ40に入りました。同国は「無形資産」で世界4位で、特に「意匠出願件数」、「商標出願件数」、企業の「無形資産集約度」に強みがあります。
この地域では他に10の経済圏がランキングを上げ、特に上昇が著しかったのは、サウジアラビア (51位) 、カタール (52位) 、クウェート (62位) 、モロッコ (67位) 、バーレーン (72位) でした。
中南米・カリブ海
中南米・カリブ海地域の首位はチリ (50位) で、中南米で唯一トップ50に入りました。2位はブラジル (54位) で、初めて同地域のトップ3入りしました。3位はメキシコ (58位) です。コスタリカ (68位) は同地域のトップ3から外れました。
チリは「高等教育機関における学生数」と「新規事業」で上位に入っています。ブラジルはイノベーション・アウトプットで顕著な改善が見られ、「無形資産」や「オンライン創造性」などの「創造的産出」に加え、「商標出願件数」と「モバイル・アプリ開発件数」の指標が改善しました。メキシコは「創造的商品輸出額」、「ハイテク輸出入額」などの指標で上位に入っています。
同地域で調査対象となった18経済圏のうち8経済圏のランキングが上昇しました。コロンビア (63位) 、ペルー (65位) 、アルゼンチン (69位) 、ドミニカ共和国 (90位) は今年ランキングを大きく伸ばしました。ペルーは今年、「マイクロファイナンス機関による融資」、「科学・工学分野の卒業生数」、「実用新案出願件数」などの指標で上位に入り、注目を集めました。ペルー、ブラジル、ジャマイカ (76位) では、経済発展のレベルに比べて予想を上回るイノベーション・パフォーマンスも見られました。
サハラ以南アフリカ
南アフリカ (61位) がこの地域のトップで、ボツワナ (86位) とケニア (88位) がこれに続きます。この地域では16の経済圏でGIIランキングが上昇しました。モーリシャスとボツワナ以外では、ガーナ (95位) 、セネガル (99位) 、ジンバブエ (107位) 、エチオピア (117位) 、アンゴラ (127位) で顕著な改善が見られました。
南アフリカは「株式の時価総額」でこの地域のトップで、ボツワナは「マイクロファイナンス機関による融資」、「知的財産の使用に係る支払額」などの指標で上位に入っています。ナミビア (96位) は「教育支出額」が世界トップクラスで、「人的資本と研究」は同地域の平均を大きく上回っています。
サハラ以南アフリカは、経済発展のレベルから予想される以上のイノベーションの成果を上げている経済圏 (8) を最も多く輩出している地域で、ケニアは12年連続で予想を上回る成果を上げています。ルワンダ (105位) とモザンビーク (123位) も着実に経済発展のレベルから予想される以上のイノベーションの成果を上げています。
ブルンジ (130位) は今年、データの入手可能性が改善したことを受けてGIIに復帰しました。一方、モーリタニア (129位) は初めてGIIに参加しました。
2022年版GIIの重点テーマ: イノベーションが牽引する成長の未来とは
2022年版GIIは、2つの新しいイノベーションの波の可能性について、次のように説明しています。(i) スーパーコンピューター、人工知能、自動化に基づくデジタル時代のイノベーションの波が、科学研究のあらゆる分野・領域の生産性に多大な影響を及ぼそうとしています。(ii) バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、新素材、その他の科学の飛躍的進歩に基づくディープ・サイエンスのイノベーションの波が、医療、食料、環境、モビリティという、社会にとって特に重要な4つの分野におけるイノベーションを一変させています。
ただし、この新しい2つの波が実際にプラスの影響を及ぼすようになるには長い時間がかかり、特に技術の採用と普及に関しては最初に克服すべき多くの障害がある、と2022年版GIIは注意を喚起しています。
「生産性は、私たちが望むこれからの社会と経済にとって中心的な役割を果たします。まして天然資源を賢く利用しつつ格差も是正したいと考えるのであれば尚更です。デジタル時代とディープ・サイエンスの波により、真の変革が今日のイノベーションを推進しています。私たちは力を合わせて、最近の危機から教訓を学び、この変革を正しい方向に導き、私たちが望む未来の実現に生かす責任があります。」
GII共同編集者、Portulans研究所共同設立者 Bruno Lanvin氏
2022年版GIIイノベーションに関するコーポレート・ネットワークのパートナー
グローバル・イノベーション・インデックス (GII) について
今年で第15版となるグローバル・イノベーション・インデックス2022 (GII) は、 コーポレート・ネットワークのパートナーであるインド産業連合 (CII) 、ブラジル全国工業連盟 (CNI)、Ecopetrol社 (コロンビア) 、トルコ輸出業者協会 (TİM) の協力を得て、Portulans研究所とWIPOが共同で出版しています。2021年はアカデミック・ネットワーク を設立し、世界の主要大学がGII調査に参加し、GIIのデータと調査結果の学界における普及を支援しました。
2007年に始まったGIIは、イノベーションの測定という課題を設定し、経済政策を決定する上での基礎となりました。GIIの年次結果を体系的に分析し、パフォーマンスを改善するための政策を策定している政府が増えています。また、GIIは2019年に採択された国連経済社会理事会の「開発のための科学・技術・イノベーション (Science, Technology and Innovation for Development) 」に関する決議において、持続可能な開発目標 (SDGs) に関連してイノベーションを測定するための信頼できるベンチマークとして認識されています。
毎年発表されるGIIの中心となるのは、パフォーマンスの評価指標で、132経済圏のイノベーション・エコシステムをランク付けします。GIIは、世界中の官民のデータソースから81の指標を収集した、豊富なデータセットに基づいています。イノベーションの定義が拡大する中、従来のイノベーション評価指標以外の指標を含んでいます。研究開発施設や発表される科学論文にとどまらず、社会やビジネスモデル、技術などの側面を含む、より一般的で広範な指標を使用します。
経済圏ごとに1ページのプロファイルを作成し、すべての指標について、GIIの他の経済圏と比較したパフォーマンスを記録しています。経済圏のプロファイルは、各経済圏の相対的な強みと弱みも明らかにします。
GII2022は、2つのサブインデックスの平均として計算されます。イノベーション・インプットのサブインデックスは、革新的な活動を実現・促進する経済的要素を評価するもので、 (1) 制度・機関 (Institutions)、 (2) 人的資本と研究 (Human capital and research)、 (3) インフラ (Infrastructure)、 (4) 市場の洗練度 (Market sophistication)、 (5) 事業の洗練度 (Business sophistication)、の5つの柱に分類されます。イノベーション・アウトプットのサブインデックスは、革新的な活動の実際の成果を捉えるもので、(6) 知識および技術の産出 (Knowledge and technology outputs) と (7) 創造的なアウトプット (Creative outputs) の2つの柱に分けられます。
このインデックスは、複合指標とスコアボードについてのコンピタンスセンター (Competence Centre on Composite Indicators and Scoreboards (COIN) ) による独立した統計監査を受けるために、欧州委員会の共同研究センターに提出されています。報告書の全文はこちらのサイトからダウンロードできます: www.globalinnovationindex.org.
グローバル・イノベーション・インデックス2022年の枠組み
Press contacts
WIPO
Samar Shamoon
samar.shamoon@wipo.int
+41 22 338 8161
Edward Harris
edward.harris@wipo.int
+41 22 338 7224
WIPOについて
世界知的所有権機関 (WIPO) は、世界中のイノベーターやクリエイターにサービスを提供し、アイデアの確実な市場投入を通じてあらゆる場所における生活の向上実現を支援する国連機関です。
WIPOは、知的財産 (IP) の国境を越えた保護と展開を目指すクリエイターやイノベーターまた起業家たちを支援するサービスを提供し、また知的財産に関する最先端の課題解決に取り組むためのフォーラムとして機能します。WIPOが発表する知的財産データと情報は世界中の意思決定者により参照されます。またそのインパクト重視のプロジェクトや技術支援を通じて、あらゆる場所のすべての人が知的財産の利益を受けられるように支援します。
詳しくはWIPO Media Relations Sectionにお問い合わせください。- 電話: (+41 22) 338 81 61 / 338 72 24
- メール