WIPO Pearl: デザインを一新、使用感向上
2019/05/28
WIPO Pearl 専門用語データベースのデザインが一新され、使用感や操作性が向上した新しいユーザインターフェイスが導入されました。新しいインターフェイスは WIPO の ePCT 特許出願システムのデザインを基に開発されたため、同システムのユーザにはなじみやすく使いやすいデザインとなっています。また、WIPO Pearl の既存の機能はすべて維持されています。さらに、携帯電話やタブレットなどのモバイル端末からの閲覧にも適した表示となっています。
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インターフェイスの表示言語
WIPO Pearl のインターフェイスがアラビア語でもご利用いただけるようになりました。これにより、WIPO Pearl のデータベースで取り扱われている全 10 言語 (PCT 公開言語) が、インターフェイスの表示言語としても利用可能になりました。インターフェイスの表示言語は、画面右上の言語メニューから選択してください。
データベース収録内容
WIPO Pearl 専門用語データベースに、特許関連用語 1 万 2,000 語が新たに追加されました。これはすべて、WIPO PCT の言語専門家による検証を経て収録されたものです。WIPO Pearl には現在、 17 万 2,000 件以上の特許用語が収録されています。また、1 万 7,500 件 (80%) の概念がデータベース上の他の概念と関連付けられています。「コンセプト マップ検索」 では、このような概念間の関係性を調べることができます。検証が完了していない関係性については、機械学習アルゴリズムにより生成される「概念クラウド」での表示が可能です。
大学機関との共同研究
今回のリリースではまた、750 語以上の用語に関して次の大学機関の学生により提供された多言語用語データが、WIPO の検証を経て加えられています。
- グルノーブル アルプス大学 (University of Grenoble Alpes) (フランス)
- ボローニャ大学フォルリ校 (University of Bologna at Forlì) (イタリア)
- アストラハン国立大学 (Astrakhan State University) (ロシア)
- ミドルベリー国際大学院モントレー校 (Middlebury Institute of International Studies at Monterey) (米国)
ほかにも、このようなターミノロジーの共同研究に関心をお持ちの大学機関がありましたら、WIPO までご連絡ください。