情報キット
ハーグ制度は、複数の国において同時に意匠権の確保・管理を行うためのユニークな国際的枠組みを提供します。対象国/地域:
利用できますか?
場合に、出願をする資格があります。
仕組み
ハーグ制度は、国際的に意匠を保護するための簡単明瞭なソリューションを提供します。これにより、個別の国や地域でそれぞれ別個の出願を多数おこなう必要がなくなります。なお、知的財産権 (IP) には「属地主義」が採用されます。したがって、国際登録に基づく保護には、各締約国の国内法令が適用されます。
eHagueプラットフォームを通じて、1つの国際出願をオンラインで行うことで、90以上の国において最大100意匠まで登録することができます
WIPOを通じて、一元的に、国際登録を最新の状態に保つことができるとともに、名義人変更の記録や、登録の限定や放棄を行うことができます。
eHagueを通じて、ご所望の数の意匠とご所望の締約国について、国際登録を直接更新することができます。
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最小限の事務手続き1つの言語で単一の方式による1つの国際出願をすることによって、最大100意匠まで保護を求めることができます1つの言語で単一の方式による1つの国際出願をすることによって、最大100意匠まで保護を求めることができます
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費用と時間の削減本制度が提供する単一出願の仕組みにより、時間と費用を大幅に削減することができます。国際事務局に対する代理人を選任するかどうかは、ご自身でご判断いただけます。
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一元管理登録の管理・更新をWIPOに対して直接行うことができます。
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世界中をカバー90以上の国で意匠を保護できます。
eHague は、安全で直感的に利用できるリアルタイムのプラットフォームです。国際意匠出願をオンラインで行うことができ、またご自身の登録の更新を行うこともできます。eHagueを通じて、ご自身の出願を閲覧・ダウンロードしたり、支払いを行ったり、WIPOからの通知に対して直接応答することができます。どの様式に記入すべきか、どんな書類を提出すべきか、手数料をどのように計算すべきか等の心配はいりません。eHagueにお任せください。
方式審査
国際登録は、 国際意匠公報で公表されます。
いつ公表されますか? 規定による公表 (標準公表) は、国際登録日 (通常は、出願日と同日) から12ヶ月後に行われます。
意匠の公表のタイミングを市場のニーズに合わせるために、即時公表または選択された時点での公表 (国内法に従い、出願日から30ヶ月以内) を請求することもできます。
新たな国際登録に関する全てのデータを含む公報で、毎週発行されます。 国際登録の名義人、各知的財産庁および公衆を含む全ての人のための公式のデータ資料となっています。
幾つかの指定締約国の知的財産庁は、当該国の国内法令に従って、登録について更なる実体的な審査を行う場合があります。例えば、当該意匠が善良の風俗を害するものでないか等について審査されます。なお、新規性について完全な審査を行う官庁は少数です (これらは「審査官庁」と呼ばれます)。
保護が拒絶されたら? 各国レベルで拒絶に対して応答することができます。保護を拒絶する官庁は、拒絶の根拠となる実体的な理由と、拒絶に応答するための手続きについて、WIPOを通じて、出願人に通報します。
国際登録の公表から6ヶ月以内 (審査官庁および異議申立制度を有する国については12ヶ月以内) に拒絶が発せられない場合、各国の国内法令に基づき意匠の保護が付与されます。
国際意匠登録が有効な期間は?
更新可能
国際出願のための費用は、含まれる意匠の数や複製物の数、指定する締約国の数等によって異なります。手数料は全てスイスフランでお支払いいただけます。
カナダ、欧州連合、日本、ノルウェー、ロシア、スイス、トルコ、英国、米国
欧州連合、ノルウェー、スイス、トルコ、英国
国際出願に関する手数料や登録の更新に関する手数料を簡単に見積もることができます。
WIPOの無料の情報ツールとガイドにより、国際出願がもっと簡単になります。
データベース
ハーグ制度やその他のデータ集に登録されている多数の意匠に関する情報については、次の資料やデータベースをご覧ください。
(グローバル意匠検索)
ハーグ制度下の意匠データに加えて、中国、EU、日本、韓国、米国等の参加官庁のデータ集に含まれる何百万もの意匠を閲覧することができます。
活用事例
ハーグ制度は、規模を問わず数多くの組織・企業により利用され、その創作的財産の保護と活用を助けてきました。
全ての物語を見るハーグ制度に関する無料の双方向型 (インタラクティブ) ウェビナーに参加することで、ハーグ制度の専門家による、国際意匠保護に関する幅広いトピックについての実用的な情報を得ることができます。