ウェブサイトの目的は、利用者が新しいことを学んだり、あるトピックについて理解を深めたりできるよう、有用な特定の情報を伝えることです。世界知的財産の日に向けた活動に関する情報をウェブサイト上に掲載することで、世界中の人々に24時間いつでも情報を届け、若き発明者やクリエイター、そして起業家の好奇心、労力、創造性、そしてより良い未来への貢献を称えることができます。

効率的なウェブキャンペーン:

  1. 優れたユーザーエクスペリエンスを提供する。
  2. ウェブ専用に作成したコンテンツを掲載する。
  3. 様々なチャネルやプラットフォームを組み合わせる。

優れたユーザーエクスペリエンス

ユーザーエクスペリエンス (UX) とは、ウェブサイトやウェブページを使用するときに、利用者がどのように感じるかを意味する用語です。優れたUXの最終目標は、訪問者のニーズや興味に関連する、直観的で効率的なエクスペリエンスを提供することです。ポジティブなUXは、ウェブサイトへの訪問を楽しいものにし、1回限りの訪問を常連の訪問者にする可能性を秘めています。

次の質問を念頭に入れて、ウェブサイトを作成しましょう。

  • ターゲットオーディエンスは誰か?
  • オーディエンスはこのページに何を求めているか?
  • ウェブサイトの目的または主要メッセージは何か?

フロントローディング情報

利用者はインターネット上で特定の情報を検索する際にページ全体に素早く目を走らせます。次のことに留意して、要点をまず記載するようにしましょう。

  • ページの最上部に
  • 文章で
  • 段落またはひとまとまりの文章で

Call to action (行動喚起)

「Call to action(行動喚起)」とは、訪問者に行動を促すためのウェブページの要素に使用される用語です。「Call to action」は多くの場合、クリックするとアクションを実行する (例: 「ウェビナーへの参加登録」) か、追加情報を含むウェブページに移動する (例: 「詳細情報」) クリック可能なボタンの形式で提供されます。

ウェブページに「Call to action」を追加して、訪問者に追加情報を提供し、またはウェビナーへの参加登録、パンフレットのダウンロード、ニュースレターの購読登録などができるようにします。

見出しと小見出しを使用して整理されたナビゲートしやすいページを作成する

見出しと小見出しに関するアドバイス

  • 論理階層との関連性、一貫性、意義を持たせる。
  • ユーザーが素早く区別できるように、重要性の高さを強調し、標準的な文章とは異なる外観や雰囲気をデザインする。
  • 情報を迅速に伝達する。利用者が最初の数単語を読んだだけで次に続く内容の要点を理解できるように、見出しと小見出しは最も多くの情報を含む単語から始める。

ページレイアウトとデザインのベストプラクティスを活用する

  • 少量の関連コンテンツをグループ化し、境界線で囲んだり、別の背景を使用したりして、視覚的に目立たせる。
  • 読みやすいテキストスタイルを使用する (テキストは左揃え、斜体なし、大文字)。
  • 様々なリンク形式を活用し、(よく使用されている「次へ」、「こちらをクリック」、「詳細」の代わりに) リンクに情報を伝える単語が含まれているようにする。この手法により、コンテンツに目を走らせるのではなく、読み上げられるリンクを利用する利用者のアクセシビリティを向上する。
  • ショートリストまたは箇条書きを使用する。

ウェブ専用のコンテンツを作成する

ウェブ書き込み技術を活用すると、便利で使いやすいウェブコンテンツの作成に役立つと同時に、全体的なUXも向上します。

ウェブテキストについてのアドバイス

  • 簡潔な文を心がける
  • 容易にページに目を走らせることができるようにする
  • 小さなまとまりで表示する、または箇条書きを活用する

簡単な言葉を使う

  • シンプルで馴染みのある言葉を選択する
  • 短い文章を作る
  • 段落を短くする
  • 能動態 (受動態を減らす) にする
  • 前向きな言葉を使う

視聴覚コンテンツ

ウェブテキストと画像、イラスト、アニメーション、動画、グラフィックスなどの補足視聴覚コンテンツとのバランスをとることで、訪問者の関心を維持しながらメッセージを伝えることができます。

ウェブサイトの画像を最適化することでパフォーマンスが向上します。最適なパフォーマンスを実現し、必要な視覚スタイルを維持しながら、画像ファイルをできるだけ小さく設計する方法やウェブサイトのニーズについて検討します。

  • 画像を.jpg/.gif/.png形式のみで保存する。
  • 重要な箇所を強調するために画像をトリミングする。
  • 画像にキャプションとALTテキストがあることを確認する。
  • 画像ファイルのサイズを最適化する。https://tinypng.com/またはhttp://www.imageoptimizer.net/Pages/Home.aspxのようなオンラインサービスを利用する。

一般に、動画とマルチメディアは画像と同じ原則に従う必要があります。字幕を使用して、動画をより見やすくします。動画制作のガイドラインをご参照ください。

様々なチャネルやプラットフォームを組み合わせる

ウェブサイト、SNS、電子ニュースレターなどの様々なチャネルを組み合わせると、メッセージの到達範囲と可視性が向上します。詳細については、SNS報道・メディア動画に関するWIPOガイドラインをそれぞれご参照ください。

クロスリンクとは、2つの異なるウェブサイトをリンクするプロセスを指します。可視性を高めるために、ウェブページまたはウェブサイトをhttps://www.wipo.int/ip-outreach/ja/ipday/にリンクしてください。